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【韓国シリーズ】35歳のミスタースマイルが2戦続けて活躍 トゥサンが接戦制し連勝<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2戦続けて活躍のキム・ジェホ(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

20日の韓国KBOリーグは韓国シリーズ第3戦が行われました。

1勝1敗で迎えたNC(公式戦1位)とトゥサン(3位)の対戦は、トゥサンが接戦を制して、対戦成績を2勝1敗としています。

試合はNCが初回に3番ナ・ソンボム選手のソロアーチで先制。しかしトゥサンも2回裏、5番ホセ・フェルナンデス選手の2試合連続アーチで追いつき、8番パク・コンウ選手の内野ゴロで三塁走者が生還して2-1とこの回逆転に成功します。

するとNCも 3回表に2点を挙げて再度リードを奪うと、その裏トゥサンが3点を挙げて5-3として再逆転しました。

しかしNCも4回表に3点を挙げて三たび主導権を握ります。

5-6で1点を追うトゥサンは2死三塁で、5番ホセ・フェルナンデス選手が放った内野ゴロをショートがトンネル。トゥサンが相手のミスで6-6の同点としました。

トゥサンは7回裏、2死一、三塁で、3回に2点タイムリーを放っている6番キム・ジェホ選手に打順が回ります。この場面でキム・ジェホ選手はセンター前にこの日3打点目となる適時打。7-6と勝ち越しに成功しました。

トゥサンはリリーフ陣がこの1点のリードを守って7-6で勝利しています。

第2戦で自身37試合目の韓国シリーズで初アーチを放つなど、2安打2打点を記録したキム・ジェホ選手はこの日は決勝打。笑顔を絶やさない35歳が2戦続けて活躍し、チームを勝利に導きました。

21日の第4戦もコチョクスカイドームで行われ、予告先発はトゥサンがキム・ミンギュ投手、NCがソン・ミョンギ投手。14時開始のデーゲームでの開催です。

⇒ KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「KIA、11勝助っ投と再契約」

KIAはアーロン・ブルックス投手と、年俸100万ドル(約1億380万円)で再契約したと発表しました。

ブルックス投手はアメリカの家族の交通事故により9月下旬に帰国するまで、23試合に登板し11勝4敗、防御率2.50(リーグ3位)という好成績を残しています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

韓国シリーズ第3戦での出場機会はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

◇11月20日(金)の結果

・トゥサン 7 - 6 NC(コチョク)

 韓国シリーズ 第3戦

 勝:パク チグク

 敗:イム ジョンホ

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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