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【準プレーオフ】トゥサンがLGに連勝しプレーオフへ進出/イ・ヨンギュ放出<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2戦連続タイムリーのオ・ジェウォン(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

5日の韓国KBOリーグはトゥサンベアーズ(公式戦3位)とLGツインズ(ワイルドカード決定戦勝者)の準プレーオフ第2戦が行われ、トゥサンが2連勝でプレーオフ進出を決めました。

試合はトゥサンが前日に2本のタイムリーを放っている8番オ・ジェウォン選手が、この日も2回表に右中間への先制打で口火を切りました。

トゥサンは4回表にも、オ・ジェウォン選手の2打席連続タイムリーを含む4連打などで3点を追加。

さらに犠飛とタイムリー、そして3番オ・ジェイル選手の2ランで7点を挙げ、8-0としてプレーオフ進出にグッと近づきました。

しかしLGはその裏に4番ロベルト・ラモス、5番チェ・ウンソン両選手の連続アーチで追撃。5回裏にも3番キム・ヒョンス選手の2ラン。そしてラモス選手の2打席連続弾で5-8とします。

さらにLGは6回にも2点を挙げ、1点差まで迫るもその後のチャンスは生かせず、9回表に1点を追加したトゥサンが9-7で勝利。トゥサンが第1戦に続く連勝で対戦成績を2勝として、プレーオフに駒を進めました。

トゥサンは9日からコチョクスカイドームで行われるプレーオフ(5戦3先勝制)で、公式戦2位のKTウィズと対戦します。

⇒ KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

なお、今季限りでの引退を表明しているLGのパク・ヨンテク選手(41)は、8回裏無死一塁で代打で登場。初球に放ったファールフライを三塁手がフェンス際で好捕しアウト。現役最後の打席を終えました。

◆「ハンファ、イ・ヨンギュを放出」

ハンファイーグルスがイ・ヨンギュ選手(35)に、来季の契約を結ばない旨を伝えたことが明らかになりました。

韓国を代表する外野手として数々の国際大会で活躍し、2014年にKIAからハンファへFA移籍。昨季は開幕前に監督と起用法で対立しトレードを直訴するも、離反行為とみなされて一度も1軍に上がることなくシーズンを終えました。

今季のイ・ヨンギュ選手は120試合に出場しチームでただ一人、規定打席に到達。打率2割8分6厘でしたが最下位(10位)に低迷するチームの若返り方針により、放出に至りました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

準プレーオフ第2戦での出場機会はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

◇11月5日(木)の結果

・LG 7- 9 トゥサン(チャムシル)

 準プレーオフ 第2戦

 勝:チェ ウォンジュン

 敗:ウィルソン

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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