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【準プレーオフ】首都ライバル対決は外国人が投打に活躍のトゥサンが先勝で王手<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
フレクセンとフェルナンデス(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

4日の韓国KBOリーグは公式戦3位のトゥサンベアーズとワイルドカード決定戦を勝ち上がった4位のLGツインズの準プレーオフ第1戦が行われました。

首都ソウルのチャムシル球場を本拠地にする両チームが、ポストシーズンで顔を合わせるのは7年ぶりです。

試合はトゥサンが先制。初回に先頭打者が死球で出塁すると、2番ホセ・フェルナンデス選手がライトへ2ランホームランを放ち、2-0としました。

リードを得たトゥサンの先発クリス・フレクセン投手は、最速155キロのストレートと長身からの落差あるカーブでLG打線を手玉に取り、6回106球を投げて散発の4安打。奪った三振は11個でうち9つが空振り三振でした。

トゥサンは4、6回と先頭打者が四球で歩くと、いずれも9番オ・ジェウォン選手のタイムリーでホームに還り、2点を追加。

そのまま逃げ切ったトゥサンが4-0で準プレーオフの初戦を取りました。

例年の準プレーオフは先に3勝した方がプレーオフ進出となりますが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れたため、2勝で決着となります。

⇒ KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「イ・ボムホ、来季からKIAコーチに」

2010年にハンファからFA移籍でソフトバンク入りし、翌11年に帰国。昨季までKIAでプレーしたイ・ボムホ元内野手が、来季からKIAの2軍総轄コーチに就任することが同球団から発表されました。

昨年ソフトバンク、今春フィリーズでのコーチ研修を経ての古巣復帰です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

準プレーオフ第1戦での出場機会はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

◇11月4日(水)の結果

・トゥサン 4- 0 LG(チャムシル)

 準プレーオフ 第1戦

 勝:フレクセン

 敗:イ ミンホ

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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