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大接戦の末、最終戦で4チームの順位が確定 2~5位までわずか1ゲーム差<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
最終戦に勝利し5位から3位に浮上したトゥサンナイン(写真:トゥサンベアーズ)

30日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

10球団中、8チームが今季の最終戦となる144試合目を迎えたこの日、混戦が続いていた2~5位の4チームの順位が決まりました。

29日の時点で2位のKTウィズは3-4で敗れるも、3位のLGツインズも2-3の1点差で敗れたため、KTは2位が確定。

KTは球団創設(1軍参入)6年目で初のポストシーズン進出で、2位へと大躍進しました。

4位キウムヒーローズと5位トゥサンベアーズの直接対決はトゥサンが2-0で勝利し、トゥサンはLGと同率で3位に。この両チームは直接対決の成績でトゥサンが勝ち越しているため、最終順位はトゥサンが3位、LGが4位となりました。

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

ポストシーズンは11月1日からLG-キウムのワイルドカード決定戦でスタートします。

⇒ KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「ポストシーズンから観客入場数緩和」

韓国野球委員会(KBO)は11月1日から行われるポストシーズンの観客入場数を、収容人員の50%まで拡大すると発表しました。

なお例年恒例となっている、優勝決定後のグラウンドでのシャンパンファイトは中止。球団主導による応援は公式戦同様に声を出さないなどの感染対策をとった上で行われます。

また、これまでのポストシーズンで使用されてきた内野スタンドに登場するゴンドラや、応援ステージ上の花火などの特殊効果を使った演出も、制限されるとのことです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

キウムヒーローズ戦での出場はありませんでした。

1年目のアン・グォンス選手は主にゲーム終盤の守備固め、代走として68試合に出場。37打数10安打2四球で打率2割7分、3打点10得点、2つの盗塁を決めました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇10月30日(金)の結果

・トゥサン 2- 0 キウム(チャムシル)

 勝:アルカンタラ

 敗:ヨキッシュ

・SK 3- 2 LG(インチョン)

 勝:パク チョンフン

 敗:チョン チャンホン

・ハンファ 4- 3 KT(テジョン)

 勝:カン ジェミン

 敗:ペ ジェソン

・サムスン 4- 4 NC(テグ)

 勝:

 敗:

・ロッテ 13- 2 KIA(プサン)

 勝:サンプソン

 敗:ギャニオン

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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