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リーグ屈指のアンダースロー、苦しみながら2ケタ到達/安田権守2安打<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
3度目の2ケタとなる10勝目を挙げたパク・チョンフン(写真:SKワイバーンズ)

秋夕(チュソク)連休4日目、3日の韓国KBOリーグは14時開始の5試合と、ナイトゲームで行われたダブルヘッダー2試合の計7試合が行われました。

インチョンSK幸福ドリーム球場のSKワイバーンズ-キウムヒーローズは9-3でSKが勝利。SKは連敗を4で止めています。

SKの先発、アンダースローのパク・チョンフン投手は4、5回だけで6つの四死球を与える苦しい投球内容でしたが、失点は4回の押し出し四球での1点のみ。5回を投げて110球、被安打4で勝利投手になりました。

パク・チョンフン投手は10勝目(10敗)。9位に低迷するチームで唯一の2ケタ勝利、2年ぶり3度目の2ケタ到達です。

◆「今季4度目のトリプルプレー」

KTウィズ-LGツインズのダブルヘッダー第2試合、2回裏無死一、二塁で6番パク・キョンス選手はサードゴロ。5-4-3とボールが転送され、トリプルプレーとなりました。KBOリーグでは今季4度目のトリプルプレーです。

パク・キョンス選手はその後も走者を置いて打席が回り、次の打席は満塁の場面で併殺打。三塁走者が生還し、その次の打席は三塁にランナーを置いて犠牲フライでした。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

KIA戦の3回表、9番チョン・スビン選手に代わり、センターの守備に入りました。3回裏、1死一塁の打席でサード前のゴロが内野安打となって出塁。5回裏にも1死一塁で三遊間を破るヒットを放っています。7回裏の3打席目は2死ランナーなしでレフトフライでした。

アン・グォンス選手は5月10日以来、自身2度目のマルチヒットを記録です。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全7試合の結果です。

◇10月3日(土)の結果

・トゥサン 7- 2 KIA(チャムシル)

 勝:フレクセン

 敗:イ ミンウ

・SK 9- 3 キウム(インチョン)

 勝:パク チョンフン

 敗:ハン ヒョンヒ

・KT 2- 7 LG(スウォン)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:ケリー

 敗:キム ミンス

・KT 12- 2 LG(スウォン)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:ソ ヒョンジュン

 敗:キム ユンシク

・ロッテ 10- 0 ハンファ(プサン)

 勝:イ スンホン

 敗:チャン シファン

・NC 6- 6 サムソン(チャンウォン)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:

 敗:

・NC 12- 2 サムソン(チャンウォン)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:パク チョンス

 敗:ウォン テイン

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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