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エース対決となったポストシーズン進出争いでトゥサン大勝 再び5位に並ぶ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
3安打5打点のホ・ギョンミン(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

秋夕(チュソク)連休3日目、2日の韓国KBOリーグは全5試合が14時開始のデーゲームで行われました。

ポストシーズン進出の権利が得られる5位以上を目指す6位トゥサンベアーズと、6位と1ゲーム差で5位のKIAタイガースの直接対決は、どちらもエースが先発。

トゥサンはこの日、中4日で登板のKIAの先発ヤン・ヒョンジョン投手に対し、2-3で1点を追う6回裏、3連打で同点に追いつき、さらに四球で満塁のチャンスを作りました。

この場面でヤン・ヒョンジョン投手は球数が99球となり降板。代わった2番手のチャン・ヒョンシク投手に対し、トゥサンは代打のオ・ジェイル選手が四球を選び、押し出しで4-3として勝ち越しに成功します。

トゥサンはなおも無死満塁で、1番ホ・ギョンミン選手が走者一掃のタイムリー二塁打。さらに3番チェ・ジュファン選手がライトへ14号2ランを放ち、この回7点を挙げました。試合はトゥサンが14-3で大勝し、KIAと再び同率5位で並びました。

トゥサンの先発ラウル・アルカンタラ投手は6回1/3を投げて3失点。15勝目(2敗)を挙げています。敗れたKIAのヤン・ヒョンジョン投手は6回途中6失点で8敗目(9勝)となりました。

◆「首位NC、11連勝で止まる」

首位のNCダイノスはサムスンライオンズに敗れて、連勝が11で止まりました。2位KTウィズとのゲーム差は6.5です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

KIA戦の5回表、前の回に代打で出場の9番キム・インテ選手に代わって、ライトの守備に入りました。6回裏に打順が回るも、代打にオ・ジェイル選手が入って退いています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇10月2日(金)の結果

・トゥサン 14- 3 KIA(チャムシル)

 勝:アルカンタラ

 敗:ヤン ヒョンジョン

・SK 5- 12 キウム(インチョン)

 勝:ヤン ヒョン

 敗:チョ ヨンウ

・KT 5- 2 LG(スウォン)

 勝:ユ ウォンサン

 敗:チョン ウヨン

・ロッテ 4- 1 ハンファ(プサン)

 勝:ストレイリー

 敗:チョン ウラム

・NC 2- 8 サムスン(チャンウォン)

 勝:チェ チェフン

 敗:ライト

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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