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育成出身の3年目がプロ初アーチ 貴重な追加点となる一発を放つ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
プロ初アーチを放ったピョン・サングォン(写真:キウムヒーローズ)

27日の韓国KBOリーグは14時開始のデーゲーム5試合と、ダブルヘッダー第2試合の計6試合が行われました。

チャムシル球場のトゥサンベアーズ-キウムヒーローズは14時からダブルヘッダー第1試合が行われ、キウムが2-2で迎えた8回表に5点を挙げて勝ち越しに成功。7-3で勝利しました。

キウムは8回表、1死二塁での3番ソ・ゴンチャン選手のセンター前ヒットが決勝打に。4番イ・ジョンフ選手がタイムリー二塁打で続いて、リードを2点に広げました。

さらに2死一、二塁で、前の回からセンターの守備に入っていた7番ピョン・サングォン選手が、ライトへ1号3ランホームラン。育成から昇格したプロ3年目のピョン・サングォン選手のプロ初アーチが、チームの勝利を決定づける貴重な追加点となりました。

◆「今月だけで3本目のサヨナラ打」

KTウィズのペ・ジョンデ選手はLGツインズ戦で、9回裏にサヨナラヒットを放ちました。ペ・ジョンデ選手のサヨナラ打は今月3度目で、月間最多サヨナラ打の新記録です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

キウムとのダブルヘッダー第1試合の7回裏、代打で登場し出塁したパク・コンウ選手の代走として出場。盗塁を試みるも失敗し、そのまま退きました。

第2試合では6回表、4番キム・ジェファン選手に代わってレフトの守備に入りました。7回裏、無死一、二塁で打順が回り、投前犠打を成功しています。

レフトの守備では左打者のレフト線に切れていくフライを好捕し、第2試合の最後のアウトをつかみました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全6試合の結果です。

◇9月27日(日)の結果

・トゥサン 3- 7 キウム(チャムシル)

 勝:アン ウジン

 敗:イ ヒョンスン

・トゥサン 6- 1 キウム(チャムシル)

 勝:ホン ゴンヒ

 敗:ユン ジョンヒョン

・KT 5- 4 LG(スウォン)

 勝:イ ボグン

 敗:コ ウソク

・ハンファ 4- 5 NC(テジョン)

 勝:イ ジェハク

 敗:チャン シファン

・サムスン 1- 12 SK(テグ)

 勝:パク チョンフン

 敗:ウォン テイン

・KIA 2- 1 ロッテ(クァンジュ)

 勝:パク チュンピョ

 敗:パク チンヒョン

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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