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ブキャナン(元ヤクルト)スイスイ7回4安打1失点 9K奪い12勝目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
12勝目を挙げた元ヤクルトのブキャナン(写真:サムスンライオンズ)

4日の韓国KBOリーグは2カードがダブルヘッダーで、計7試合が行われました。

テグサムスンライオンズパークのサムスンライオンズ-トゥサンベアーズは、元ヤクルトのデービッド・ブキャナン投手(サムスン)が20試合目の先発登板。

ブキャナン投手は1回表、先頭打者に四球を与え、2番にヒット。無死一、三塁となって、3番ホセ・フェルナンデス選手の犠牲フライで試合開始直後に1点を許しました。

しかし4、5番から連続三振を奪って1回を1失点で終えると、2回以降はテンポ良いピッチングに。ナックルカーブを効果的に使って打者のタイミングを外し、7回93球を投げて与えたヒットは4本。9つの三振を奪い、失点は初回の1点のみでした。

サムスン打線は3番ク・ジャウク選手が2本のホームランを含む4安打4打点を記録するなど、ブキャナン投手を援護し16安打12得点。サムスンが12-5でトゥサンに勝利しました。

ブキャナン投手は12勝目(6敗)。チームの唯一の2ケタ勝利を挙げる勝ち頭です。

(関連記事:元ヤクルトのブキャナンが2ケタ勝利目前 韓国で成功の背景とは

◆「KT、ダブルヘッダー連勝でトゥサンと並んで4位に」

5位KTウィズはSKワイバーンズとのダブルヘッダーに連勝。1.5ゲーム差で追う4位トゥサンが敗れたため、同率4位に並びました。KTは4連勝で貯金を10としています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

4日、SKワイバーンズとの2軍戦は感染症防疫のため、中止となりました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が6試合の結果です。

◇9月4日(金)の結果

・LG 5- 5 NC(チャムシル)

 勝:

 敗:

・KT 10- 2 SK(スウォン)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:デスパイネ

 敗:パク チョンフン

・KT 7- 5 SK(スウォン)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:キム ジェユン

 敗:ソ ジンヨン

・ハンファ 7- 1 キウム(テジョン)

 勝:キム ミンウ

 敗:ハン ヒョンヒ

・サムスン 12- 5 トゥサン(テグ)

 勝:ブキャナン

 敗:ユ ヒグァン

・ロッテ 3- 6 KIA(プサン)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:チャン ヒョンシク

 敗:キム ウォンジュン

・ロッテ 9- 7 KIA(プサン)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:ストレイリー

 敗:イム ギヨン

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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