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9位が10位から26得点 初アーチの19歳から37歳までチーム6発の大爆発<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
(写真:SKワイバーンズ)

19日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

インチョンSK幸福ドリーム球場で行われた、9位SKワイバーンズと最下位10位のハンファイーグルスの対戦は、SKが5回を除き毎回得点を挙げ、26-6で勝利しました。

SK打線はハンファの5人の投手から22安打、11四死球。ホームラン6本を記録し、その内訳はソロ2本、2ラン1本、3ラン2本、満塁弾1本と4種類のホームランを記録するリーグ今季2度目の「チームサイクル本塁打」となりました。

37歳のキム・ガンミン選手が満塁弾、同い年のチェ・テイン選手が3ランを記録。33歳のチェ・ジョン選手が通算355本目のアーチを放つなど主力のバットが火を噴き、さらにこの日初出場の19歳高卒ルーキー、キム・ソンミン選手がプロ初本塁打を放っています。

SKの1試合26得点は球団歴代最多。リーグ最多記録は1997年にサムスンライオンズがLGツインズ戦で記録した27点です。

◆「全球場で無観客試合に」

KIAタイガースは20日からのNCダイノスとの本拠地2連戦を無観客で開催すると発表。これにより全球場が再び、無観客試合に戻ります。KIAの本拠地・クァンジュは他地域とは異なり、新型コロナウイルス感染予防の警戒レベルに動きはありませんが、国内の状況を鑑みて決定したとのことです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ハンファイーグルスとの2軍戦に1番センターで先発出場し、4打数3安打1四球でした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇8月19日(水)の結果

・LG 10- 1 KIA(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:イ ミンウ

・SK 26- 6 ハンファ(インチョン)

 勝:イ ゴンウク

 敗:パク チュホン

・サムスン 4- 6 KT(テグ)

 勝:デスパイネ

 敗:ライブリー

・ロッテ 7- 3 トゥサン(プサン)

 勝:サンプソン

 敗:イ ヨンハ

・NC 4- 6 キウム(チャンウォン)

 勝:ブリガム

 敗:シン ミンヒョク

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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