Yahoo!ニュース

サムスンの2年目右腕、相性の悪い相手から初勝利 チームは連敗を3で止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
トゥサンに勝利し6勝目のウォン・テイン(写真:サムスンライオンズ)

4日の韓国KBOリーグは1試合が雨で中止。4試合がナイトゲームで行われました。

チャムシル球場のトゥサンベアーズ-サムスンライオンズは、1回表にサムスンがカン・ミンホ選手の11号3ランなどで4点を先制するも、トゥサンもその裏にオ・ジェイル選手の8号2ランを含む3点を挙げて追撃しました。

しかしその後は、サムスンの先発ウォン・テイン投手がトゥサン打線を2回以降0点に抑え、6回途中からつないだリリーフ陣も得点を与えませんでした。

試合は5、9回に1点ずつ追加したサムスンが6-3で逃げ切り勝利。連敗を3で止めています。

6勝目を挙げた先発のウォン・テイン投手は5回2/3を投げて被安打8、三振は1つで打たせて取る投球を見せました。

ウォン・テイン投手は今季トゥサン戦初登板。昨年8月22日、3回途中まで3本のホームランを喫し、10点を許して以来のトゥサン戦のマウンドでしたが、この日の勝利でトゥサン戦6度目の登板で初白星。これでプロ2年目ですべての球団(サムスン除く)から勝ち星を挙げたことになります。

◆「クァンジュも観客入場を開始」

KIAタイガース-LGツインズが行われたクァンジュKIAチャンピオンズフィールドも4日から観客の入場を開始。1,562人が観戦しました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日、出場機会はありませんでした。試合は上記の通り、サムスンに敗れています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が4試合の結果です。

◇8月4日(火)の結果

・トゥサン 3- 6 サムスン(チャムシル)

 勝:ウォン テイン

 敗:イ スンジン

・キウム 2- 4 KT(コチョク)

 勝:デスパイネ

 敗:イ ヨンジュン

・SK 0- 8 ロッテ(インチョン)

 勝:ソ ジュンウォン

 敗:ピント

・ハンファ 中 止 NC(テジョン)

 勝:

 敗:

・KIA 5- 15 LG(クァンジュ)

 勝:ウィルソン

 敗:イ ミンウ

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事