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接戦になった下位同士の対戦 月曜特例で延長戦なく9回引き分け<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ライトへ追撃のタイムリー二塁打を放ったチェ・ジェフン(写真:ハンファイーグルス)

27日の韓国KBOリーグは25日の雨天中止分の1試合が行われました。

最下位(10位)のハンファイーグルスと9位SKワイバーンズの対戦は接戦に。

SKは2-3で1点を追う7回表、1番キム・ガンミン選手の代打、オ・ジュンヒョク選手が左中間に2点タイムリー二塁打を放って逆転に成功。さらに1点を追加して、5-3としました。

しかしハンファもその裏、2死ランナーなしから7番オ・ソンジン選手がヒットで出塁の後、チェ・ジェフン、チョン・ウンウォン両選手の連続タイムリー二塁打で5-5の同点とします。

その後、8、9回と両チーム得点なく、この試合は雨天順延による月曜ゲームの特例で延長戦は行わないため、5-5の引き分けとなりました。

ハンファ、SKともに今季初めての引き分けで、現在ハンファは8連敗、SKは4連勝のままです。

◆「ハンファ、このままだと100敗ペース」

今季ここまで各チームがシーズンの約半分を消化する中で、勝率が5割以下なのは10チーム中、3チーム。8位のロッテジャイアンツは借金2で勝率5割目前ですが、SKは24勝44敗、ハンファは17勝52敗とこの2チームでリーグの大半の借金を背負っています。

144試合制の今季、ハンファはこのままのペースだとリーグ初の年間100敗の可能性もあります。KBOリーグのチーム最多敗戦数は1999年のサンバンウルレイダース、2002年のロッテの97敗。99年は132試合、02年は133試合制でした。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日は試合がありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が1試合の結果です。

◇7月27日(月)の結果

・ハンファ 5- 5 SK(テジョン)

 勝:

 敗:

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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