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有観客試合がスタート 白熱するゲームにマスク越しのアカペラ応援?<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
逆転のホームをついたキム・ヨンウィ(写真:LGツインズ)

新型コロナウイルスの感染予防のため無観客試合が続いていた韓国KBOリーグですが、シーズン開幕から82日、7月26日から全5試合のうち、一部地域を除く3球場で観客を入れて試合が行われました。

チャムシル球場では同球場ホームグラウンドとして共同使用する、トゥサンベアーズとLGツインズが対戦。

LGは1-2で1点を追う7回表、無死一塁で6番キム・ホウン選手は併殺コースのセカンド左へのゴロ。しかしこれを相手の二塁手が捕球できず後ろに逸らし、一、三塁のチャンスを作りました。

1死となって8番ユ・ガンナム選手が左中間へヒット。三塁走者に続いて一塁走者、代走のキム・ヨンウィ選手もホームに還り、LGが3-2と逆転に成功しました。

LGはこの回さらに1点を追加して4-2に。トゥサンも9回裏に1点を挙げて追い上げましたが、LGが4-3で勝利しています。

◆「応援自粛も声援は止められず?」

球場の収容人員の10%以内に限定して開催となった有観客試合。ホーム側は応援歌などを場内には流すも、声は出さないようにと応援団長や大型ビジョンで自粛要請があったようです。

しかし2,424人が入場したチャムシル球場では、プレーに対しての歓声や、ビジター側からアカペラで選手別応援歌を熱唱するファンたちの声が、中継の音声にも入りました。

この日も無観客試合となった2球場のうち、ハンファイーグルスの本拠地・テジョンは27日から観客を入れて試合を行います。

映像:KBS News

(関連記事:一部地域を除き26日から有観客開始 スタンドでの飲食は不可

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

8回表、4番キム・ジェファン選手に代わってレフトの守備に入りました。9回裏の打順では代打にオ・ジェウォン選手が起用され、退いています。試合は上記の通り、LGに敗れています。

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以下が全5試合の結果です。

◇7月26日(日)の結果

・トゥサン 3- 4 LG(チャムシル)

 勝:チョン ウヨン

 敗:イ ヨンハ

・キウム 8- 1 ロッテ(コチョク)

 勝:ヤン ヒョン

 敗:ソ ジュンウォン

・KT 5- 4 NC(スウォン)

 勝:キム ミン

 敗:ペ ジェファン

・ハンファ 4- 7 SK(テジョン)

 勝:チョン ヨンイル

 敗:イム ジュンソプ

・KIA 8- 5 サムスン(クァンジュ)

 勝:イム ギヨン

 敗:ブキャナン

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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