一部地域を除き26日から有観客開始 スタンドでの飲食は不可<韓国KBOリーグ>
24日の韓国KBOリーグは1試合が雨で中止。4試合がナイトゲームで行われました。
スウォンKTウィズパークのKTウィズ-NCダイノスはKTウイリアム・クエバス、NCドリュー・ルチンスキーの両先発投手が7回まで投げ、ともに好投。
1-2で1点を追うNCは8回表、KTのリリーフ陣から2点を挙げて勝ち越しに成功。3-2で勝利しました。ルチンスキー投手はリーグトップタイの10勝目(1敗)。首位のNCは連勝を5に伸ばしています。
◆「収容人員の10%以内で観客の入場開始」
KBOリーグは新型コロナウイルスの感染拡大により、今季の公式戦を無観客で行ってきましたが、リーグを運営する韓国野球委員会(KBO)はこの日、観客の入場を球場の収容人員の10%以内に制限し、26日(日)から開始すると発表しました。
来場者にはマスクの着用が義務付けられ、検温により37.5度以上の場合は入場できません。座席区分は通常自由席として運営しているエリアも指定席とし、入場可能な人数に応じて座席の間隔が空けられます。子供向けの遊戯施設や喫煙所など、密集の恐れがある場所は開放されません。
また飲食売店は営業するものの観客席で食べることはできず、場内指定の場所でのみ可能です。ただし球場によっては飲食スペースに限りがあるため、食べ物を持ち込んで食べることもしばらくは禁止となりました。観客席では水分補給を目的とした飲み物の摂取はできますが、アルコール類は不可です。
応援については飛沫感染を避けるために、ファン同士が接触するような応援は禁止。韓国では浮き輪のように空気を入れて繰り返し使える棒状の風船、スティックバルーンをメガホンのように打ち鳴らして応援することが多いですが、それを膨らませる際は場内に設置のエアコンプレッサーを使うようにと指定されています。
入場券は窓口販売を行わず、すべてオンラインでの前売り。支払方法はクレジットカード決済に限られます。
26日はチャムシル、コチョクスカイドーム、スウォン、テジョン、クァンジュの5球場で試合が予定されていますが、テジョンとクァンジュはソーシャルディスタンスの強化地域となっているため、両球場での無観客試合の解除は27日以降となります。
5月5日に当初の予定より38日遅れてシーズンを開幕したKBOリーグは、開幕から82日、ようやくスタジアムにファンが戻ってきます。
<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>
8回裏、1死一塁で1番パク・コンウ選手の代打で出場し、初球を打ってセカンドゴロ。9回表からライトの守備に入りました。試合はLGツインズに1-8で敗れています。
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以下が4試合の結果です。
◇7月24日(金)の結果
・トゥサン 1- 8 LG(チャムシル)
勝:イム チャンギュ
敗:ユ ヒグァン
・キウム 2- 4 ロッテ(コチョク)
勝:パク セウン
敗:チェ ウォンテ
・KT 2- 3 NC(スウォン)
勝:ルチンスキ(ルチンスキー)
敗:チュ グォン
・ハンファ 4- 7 SK(テジョン)
勝:パク チョンフン
敗:チャン シファン
・KIA 中 止 サムソン(クァンジュ)
勝:
敗:
⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)
⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)
※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。