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主力が打って復権目指す右腕が抑える スターの揃い踏みで釜山ロッテが勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
3勝目を挙げたパク・セウン(写真:ロッテジャイアンツ)

11日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

プサンサジク球場のロッテジャイアンツ-トゥサンベアーズは5-4でロッテが勝利。

打っては3番チョン・ジュンウ選手、4番イ・デホ選手がそれぞれ1打点。そして決勝打を9番のミン・ビョンホン選手が放ちました。

ミン・ビョンホン選手は2-2で迎えた4回裏、1死二、三塁でセンター前ヒットを放ち、2打点を挙げています。

投げては復活が期待される24歳のパク・セウン投手が先発し、6回途中までを投げて被安打5。トゥサン打線を味方のエラーなどで喫した2点に抑えました。

パク・セウン投手はプロ4年目の2017年に12勝を挙げ、チームのエースの座に名乗りを上げましたが、この2シーズンは右ひじ手術による離脱もあり、結果を残すには至りませんでした。

低めに決まる伸びのあるストレートでカウントを稼ぎ、カーブで凡打を誘ったパク・セウン投手はこの日の勝利で今季3勝目。昨年の勝ち星に並んでいます。

◆「今季初の引き分けゲーム」

LGツインズ-NCダイノス(チャムシル)は6-6で延長12回規定により引き分け。今季初めてのドローとなりました。

KBOリーグの延長戦規定は12回まで。時間制限はありません。今季は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、中止やノーゲーム後の試合編成に変更がありますが、延長戦の規定は昨年までと同じです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日、出場機会はありませんでした。試合は上記の通り、ロッテに敗れています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇7月11日(土)の結果

・LG 6- 6 NC(チャムシル)

 勝:

 敗:

・KT 10- 7 サムスン(スウォン)

 勝:ユ ウォンサン

 敗:ノ ソンホ

・ハンファ 3- 5 SK(テジョン)

 勝:キム テクヒョン

 敗:ムン ドンウク

・KIA 8- 3 キウム(クァンジュ)

 勝:ブルックス

 敗:イ スンホ

・ロッテ 5- 4 トゥサン(プサン)

 勝:パク セウン

 敗:ユ ヒグァン

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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