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9番パク・チャンホ、2ラン含む3安打の活躍 KIAが連敗を4で止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
パク・チャンホ(写真:KIAタイガース)

9日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

クァンジュKIAチャンピオンズフィールドのKIAタイガース-KTウィズは10-4でKIAが勝利。

KIAは1-2で1点を追う4回裏、9番のパク・チャンホ選手が2号2ランをレフトに放ち、3-2として逆転に成功します。しかしKIAは5回表に2点を喫し、再び1点を追う展開になりました。

3-4で迎えたKIAの6回裏の攻撃。KIAは8番ナ・ジュファン選手のタイムリーで4-4の同点に追いつくと、4回に2ランを放った9番パク・チャンホ選手がヒットでチャンスを広げました。KIAは後続打者の内野ゴロの間に1点が入って、勝ち越しに成功します。

パク・チャンホ選手は8回裏、先頭打者として回ってきた4打席目で二塁打を放ち、この日3安打。KIAはこの回、4番ナ・ジワン選手に7号満塁弾が飛び出し、ダメ押しの10点目を挙げました。

KIAは9番打者パク・チャンホ選手がキープレーヤーとなって、連敗を4で止めています。

◆「有観客の日はいまだ決まらず」

日本よりも早くシーズン開幕をスタートさせた韓国ですが、あす10日から有観客試合を行うNPBに対し、KBOリーグはいまだ観客を入れての試合には至っていません。各球団、有観客に向けた準備を整えてはいるものの、小規模の集団感染が各地域で発生していることから、行政機関からのゴーサインが出ない状況です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

6回裏、9番センターのチョン・スビン選手に代打オ・ジェウォン選手が送られ、7回表からセンターの守備に入りました。

8回裏、1死三塁で打順が回り、センターに犠牲フライを放って、チームの4点目を挙げています。5月21日以来の2打点目です。試合は6-0でLGツインズに勝利しました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇7月9日(木)の結果

・トゥサン 6- 0 LG(チャムシル)

 勝:アルカンタラ

 敗:ウィルソン

・キウム 4- 2 サムソン(コチョク)

 勝:ヨキッシュ

 敗:ペク チョンヒョン

・SK 2- 8 NC(インチョン)

 勝:チェ ソンヨン

 敗:キム テフン

・ハンファ 3- 5 ロッテ(テジョン)

 勝:サンプソン

 敗:キム ボムス

・KIA 10- 4 KT(クァンジュ)

 勝:ホンサンサム

 敗:チョ ヒョンウ

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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