Yahoo!ニュース

月間MVP受賞を自ら祝う決勝打 ロハスの活躍でKT3連勝<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
打点でもトップに躍り出たメル・ロハス(写真:kt wiz/初報から差し替え)

8日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

クァンジュKIAチャンピオンズフィールドのKIAタイガース-KTウィズは1-1の同点で迎えた3回表、KTが1死二、三塁のチャンスを作ると、3番メル・ロハス選手がセンター前にヒット。二者が還ってKTは3-1と勝ち越しに成功しました。

ロハス選手は5回にも2死二塁でライト前にタイムリーヒットを放ち、この日2安打3打点でした。試合はKTが7-4で勝利。KTは3連勝、敗れたKIAは4連敗です。

韓国野球委員会(KBO)はこの日、6月の月間MVPを発表。KTのロハス選手がKBOリーグ4シーズン目で初受賞しています。6月のロハス選手は打率3割4分7厘、25打点。月間トップの11本塁打をマークしました。

ロハス選手は今季ここまで19本のホームランを放ち、リーグトップ。打点もこの日52として1位に。打率も3割7分4厘(2位)とハイアベレージを記録中です。クリーンアップに座り、過去3年同様に安定した活躍を見せるスイッチヒッターのロハス選手。頼れる主軸の活躍でKTは借金を1として、次の試合に勝つと勝率を5割に乗せます。

◆「キム・ヒョンス、史上18人目の1000打点達成」

LGツインズのキム・ヒョンス選手がトゥサンベアーズ戦で9、10号と2本の2ランを放ち、この日4打点。通算1000打点を達成しました。KBOリーグ史上18人目です。

2006年に育成選手としてトゥサン入りしたキム・ヒョンス選手は、球界屈指のヒットマシーンとして代表チームでも活躍。2016年から2年間メジャーリーグでプレーし、18年からLGでプレーしています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日、出場機会はありませんでした。試合は5-8でLGに敗れています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇7月8日(水)の結果

・トゥサン 5- 8 LG(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:パク チョンギ

・キウム 7- 6 サムスン(コチョク)

 勝:イ ヨンジュン

 敗:チャン ピルチュン

・SK 3- 2 NC(インチョン)

 勝:イ ゴンウク

 敗:イ ジェハク

・ハンファ 2- 6 ロッテ(テジョン)

 勝:ストレイリー

 敗:サーポルト

・KIA 4- 7 KT(クァンジュ)

 勝:デスパイネ

 敗:イ ミンウ

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事