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安田権守、久々のヒットと初盗塁/KTがチームリーダーの4打点で快勝<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
低めのチェンジアップを拾って久々ヒットのアン・グォンス(写真:トゥサンベアーズ)

5日の韓国KBOリーグは全5試合が17時開始で行われました。

スウォンKTウィズパークのKTウィズ-キウムヒーローズは10-5でKTが勝利。

KTは2回に6番パク・キョンス選手がライトポール際に6号3ランを放って3点を先制。パク・キョンス選手は3回にも犠牲フライを放って計4打点。試合はKTが3回を終わって7-0と大きくリードしました。

チームリーダーの活躍で試合を優位に進めたKTは、10-5で勝利しています。

◆「パク・ピョンホ、歴代14人目の通算300本塁打達成」

キウムのパク・ピョンホ選手がKT戦の5回表、センターバックスクリーンの左に14号2ランを放ち、KBOリーグ歴代14人目となる通算300本塁打を達成しました。初ホームランはLGツインズに在籍していたプロ1年目の、2005年6月2日のKIAタイガース戦です。

パク・ピョンホ選手は2011年のシーズン途中にネクセン(現キウム)に移籍すると、能力が開花。その年に自身初のシーズン2けたアーチを記録し、翌12年からは6シーズン連続(アメリカでプレーしていた2シーズンを除く)30本超え。その間2度、50本以上のアーチを放ち、本塁打のタイトルを5度獲得しています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ハンファイーグルス戦の7回表、5番キム・ジェファン選手に代わってレフトの守備に。7回裏、2死ランナーなしで打順が回り、3番手キム・ジョンス投手が投じたカウント0-2の3球目、低めのボールになるチェンジアップを右手で拾って、センター前にヒットを放ちました。

続くオ・ジェウォン選手の3球目にKBOリーグでの初盗塁を決め、オ・ジェウォン選手の二塁打で6点目のホームを踏んでいます。アン・グォンス選手のヒットは5月22日のサムスンライオンズ戦以来、今季4本目です。試合は7-4でトゥサンベアーズが勝利しています。

KBOリーグで初盗塁を決めたアン・グォンス(写真:トゥサンベアーズ)
KBOリーグで初盗塁を決めたアン・グォンス(写真:トゥサンベアーズ)

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇7月5日(日)の結果

・トゥサン 7- 4 ハンファ(チャムシル)

 勝:ユ ヒグァン

 敗:チャド・ベル

・KT 10- 5 キウム(スウォン)

 勝:キム ミンス

 敗:イ スンホ

・サムスン 3- 7 LG(テグ)

 勝:チン ヘス

 敗:チャン ジフン

・ロッテ 3- 6 SK(プサン)

 勝:パク チョンフン

 敗:パク セウン

・NC 7- 6 KIA(チャンウォン)

 勝:ソン ミョンギ

 敗:ムン ギョンチャン

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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