背番号10の阿部慎之助一門の捕手、自身初のサヨナラ弾で接戦に決着<韓国KBOリーグ>
3日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。
チャムシル球場のトゥサンベアーズ-ハンファイーグルスは、両チームの先発投手が好投し、5回まで両者無得点で試合は後半戦に突入しました。
ハンファは6回表に3番キム・テギュン選手のタイムリーで1-0とし逃げ切りを図るも、トゥサンは8回裏に5番チェ・ジュファン選手のタイムリーで1-1の同点に追いつきました。
迎えた9回裏、ハンファはこの回から4番手のマウンドにキム・ジンヨン投手を投入。その代わりっぱな、8番のパク・セヒョク選手はカウント2-1で迎えた4球目、4球続いたストレートを逃さず、内角低めのボールを豪快にライトスタンドへと運びました。
パク・セヒョク選手の3号サヨナラホームランで、トゥサンは2-1として接戦に決着をつけています。
パク・セヒョク選手は昨年、今年と憧れの大先輩捕手、巨人・阿部慎之助2軍監督の自主トレに参加。その後もLINEでやり取りをするなど、阿部2軍監督の言葉が精神的な支えとなっています。
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この日のパク・セヒョク選手は4人の投手をリードして1点に抑え、最後は自分のバットで試合を決めました。
パク・セヒョク選手にとって今回の一発は自身初のサヨナラアーチ。ちなみに阿部2軍監督は現役時代7本のサヨナラ弾を放ち、パク・セヒョク選手と同じ30歳の時点で既に5本を記録していました。背番号10番はこれからも大きな背中を追い続けます。
◆「SKヨム・ギョンヨプ監督、2ヶ月間の安静」
先月25日の試合中、ベンチ内で卒倒し救急搬送されたSKのヨム・ギョンヨプ監督(52)は2病院での診察の結果、心身衰弱と左腕、左足に持続的なしびれがあり、最短で2ヶ月間、安静が必要とのことです。
開幕から低迷が続くSKを率いるヨム・ギョンヨプ監督は倒れた際、過度なストレスと睡眠、食事不足が原因と診断されていました。チームの指揮は引き続きパク・キョンワンヘッドコーチが執ります。
<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>
8回裏1死一、二塁で二塁走者、3番オ・ジェイル選手の代走として出場。次の回、ベンチに退きました。試合は上記の通り、トゥサンがハンファにサヨナラ勝ちしています。
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以下が全5試合の結果です。
◇7月3日(金)の結果
・トゥサン 2- 1 ハンファ(チャムシル)
勝:ハム ドクチュ
敗:キム ジンヨン
・KT 3- 2 キウム(スウォン)
勝:チュ グォン
敗:チョ サンウ
・サムスン 9- 7 LG(テグ)
勝:ペクチョンヒョン
敗:ウィルソン
・ロッテ 4- 7 SK(プサン)
勝:ピント
敗:サンプソン
・NC 2- 8 KIA(チャンウォン)
勝:ギャニオン
敗:チェ ソンヨン
⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)
⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)
※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。