Yahoo!ニュース

首位NCが3連勝 敗れた最下位ハンファは大敗し12連敗 6番手で野手が登板<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
先制の9号2ランを放ったナ・ソンボム(写真:NCダイノス)

5日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

ハンファ生命イーグルスパークのハンファイーグルス-NCダイノスは、首位のNCが13-2で大勝し3連勝。先発のマイク・ライト投手はハンファ打線を6回2安打無失点に抑え、NC攻撃陣は先発全員の17安打を記録しました。

NCは3番のナ・ソンボム選手が先制の9号、ダメ押しの10号の2本のアーチを含む3安打4打点。また、6号3ランと二塁打の7番カン・ジンソン選手はこの日規定打席に到達し、打率4割4分3厘でホセ・フェルナンデス選手(トゥサン)を抜いて、打率トップに躍り出ました。

一方の敗れた最下位のハンファは12連敗。放ったヒットは3本で、得点は9回裏に代打チェ・ジンヘン選手が放った1号2ランのみでした。

ハンファは大差がついた9回表の守りで、6番手投手としてプロ2年目のノ・シファン内野手が登板。1回を投げてナ・ソンボム選手に2ランを喫しています。

◆「韓国の連敗記録は?」

連敗が12に伸びて、首位とのゲーム差が14.5となった最下位のハンファ。球団のワースト記録、13連敗に近づいてしまいました。KBOリーグの最多連敗記録は1985年にサムミスーパースターズが記録した18です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守)>

この日トゥサンベアーズの2軍は試合がなく、次は9日にKIAタイガース戦が予定されています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

⇒ 安田権守(トゥサン)はファームへ

以下が全5試合の結果です。

◇6月5日(金)の結果

・トゥサン 5- 1 KIA(チャムシル)

 勝:パク チグク

 敗:イ ミンウ

・キウム 6- 3 LG(コチョク)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:イム チャンギュ

・SK 4- 1 サムスン(インチョン)

 勝:ピント

 敗:キム デウ

・ハンファ 2- 13 NC(テジョン)

 勝:ライト

 敗:チャン シファン

・ロッテ 6- 4 KT(プサン)

 勝:ク スンミン

 敗:チュ グォン

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事