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2軍落ちした金泰均(元千葉ロッテ)の代役、昨オフ戦力外の32歳が新天地で活躍<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
1号先制2ランを放ったキム・ムンホ(写真:ハンファイーグルス)

22日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

チャンウォンNCパークのNCダイノス-ハンファイーグルスは5-3でハンファが勝利。ハンファの2番一塁で先発出場したキム・ムンホ選手は、1回表、ランナーを一塁に置いて、NCの先発左腕キム・ヨンギュ投手からライトに先制の1号2ランを放ちました。

キム・ムンホ選手は4-2で迎えた5回の第3打席で、今度はレフトに2号ソロホームラン。この日、2安打3打点の活躍を見せています。

キム・ムンホ選手は2006年のプロ入り以来、昨年までロッテジャイアンツでプレーしていた32歳。巧打の外野手として役割を果たしてきましたが、昨オフに戦力外となり、今年ハンファ入りしました。

開幕は2軍スタートでしたが、腰痛のジャレド・ホイング選手に代わって15日に1軍に上がると、ここまでの6試合で20打数9安打5打点を記録しています。

ハンファはチームの顔である一塁手のキム・テギュン選手(元千葉ロッテ)が、開幕以来29打数3安打と振るわず、20日に2軍落ち。そのキム・テギュン選手に代わって、キム・ムンホ選手が21日のKTウィズ戦からファーストを守っています。

今季のハンファはキム・ムンホ選手と並んで実績のある左打ちの外野手が多く、激しいポジション争いが予想されていました。しかしシーズン序盤の主軸の離脱で、一塁手として出場の機会を得て、ここまで結果を残しています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守)>

7回裏から1番パク・コンウ選手に代わってライトの守備に入りました。9-7で2点リードの9回表、1死一塁で打席が回り、サイドスローのウ・ギュミン投手から一、二塁間を破るヒット。自身3安打目を記録しました。後続のヒットで11点目のホームを踏んでいます。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇5月22日(金)の結果

・LG 6- 5 KT(チャムシル)

 勝:キム デヒョン

 敗:イ デウン

・SK 1- 2 KIA(インチョン)

 勝:ヤン ヒョンジョン

 敗:パク ヒス

・サムスン 7- 12 トゥサン(テグ)

 勝:イ ヨンチャン

 敗:キム ユンス

・ロッテ 9- 7 キウム(プサン)

 勝:パク チンヒョン

 敗:キム ジェウン

・NC 3- 5 ハンファ(チャンウォン)

 勝:サーポルト

 敗:キム ヨンギュ

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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