かつて巨人に在籍した韓国のレジェンド投手、古巣ハンファの球団GMに就任

ハンファの団長に就任する現役時のチョン・ミンチョル氏(写真:ストライク・ゾーン)

韓国KBOリーグのハンファイーグルスは8日、日本の球団でのゼネラルマネジャー(GM)にあたる球団団長に、チームOBで元投手のチョン・ミンチョル(鄭ミン哲、47)氏が就任すると発表した。

1992年にハンファの前身、ピングレイーグルスに入団したチョン・ミンチョル氏は地元出身の右の先発投手として、入団以来8年続けて2けた勝利を記録。プロ3年目の1994年に防御率1位のタイトルを獲得し、1999年には18勝を挙げてチームの優勝に貢献した。その実績を引っ下げて、日本に渡り巨人でもプレーした。

巨人では2軍生活が長く、2年間で12試合3勝2敗、防御率4.70という成績で、2002年に古巣に復帰。2009年に現役を引退するまでに、KBOリーグ歴代2位の161勝を挙げた。背番号23はハンファの永久欠番となっている。

引退後はハンファで1、2軍の投手コーチを歴任。退団後はMBCスポーツプラスで野球解説者を務めている。

2011年、投手コーチ当時のチョン・ミンチョル氏(左)右は現ドジャース投手のリュ・ヒョンジン(写真:ストライク・ゾーン)
2011年、投手コーチ当時のチョン・ミンチョル氏(左)右は現ドジャース投手のリュ・ヒョンジン(写真:ストライク・ゾーン)

温和な性格と気転の利いた語り口が特徴のチョン・ミンチョル氏。

2017年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップに韓国代表チームの投手コーチとして、久々に東京ドームに訪れた時には「ここに来て最初に“監督”に深くお辞儀をしました」と言って、外野スタンドに掲示されている巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の広告看板に向け、頭を下げる仕草を見せて笑わせた。

東京ドームでは現役時代にバッテリーを組んだ阿部慎之助と再会。「日本に来て2年目だった2001年、ルーキーだった阿部捕手のリードのおかげで、その年の初勝利で完投出来た」と振り返った。

韓国は近年、プロ選手出身者が団長を務めることが多く、10球団中、6球団の団長が元プロ野球選手だ。ハンファは前任のパク・チョンフン氏も元選手。パク・チョンフン氏は3年の契約期間を満了し、チョン・ミンチョル氏にバトンを渡した。

ハンファはチョン・ミンチョル氏を新団長に選んだ理由を「チーム再建に向けた改革志向が強く、チーム愛があり選手とのコミュニケーション能力が優れている点を考慮した」と伝えた。

またチョン・ミンチョル新団長は「優れた選手を育成するというチームの考えを基に、細かなシステムで運営することが出来る体系的なプロセスを作り上げたい」と球団を通してコメントを発表した。

ハンファは昨季11年ぶりのポストシーズン進出を果たすも、今季は再び9位に低迷した。