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SKサンチェス16勝目/釜山ロッテの新GMは米スカウト出身の37歳<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
16勝目を挙げたアンヘル・サンチェス(写真:SKワイバーンズ)

3日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

インチョンSK幸福ドリーム球場で行われたSKワイバーンズ対NCダイノスは、SKの先発アンヘル・サンチェス投手がNC打線に対し、6回を投げ散発の4安打、1失点と好投。8つの三振を奪いました。

SK打線は1回裏に2点を挙げるとその後も小刻みに得点を重ね、13安打を放って8-1で勝利。首位SKは2連勝で2位のトゥサンが敗れたため、ゲーム差を4.5に広げました。

◆「ロッテ、新GMに37歳、カブスの元スカウトが就任」

ロッテジャイアンツは7月に辞任したイ・ユンウォン団長(日本におけるGM)の後任として、シカゴ・カブスで環太平洋地区のスカウトを務めていた、ソン・ミンギュ氏(37)の就任を発表しました。

ソン・ミンギュ新団長は大邱商高を卒業後、ネブラスカ大に留学した後、2007年にKIAタイガースに外野手として入団。KIAでは1軍出場なく退団し、再び渡米してカブス1Aでコーチ、スカウトなどを歴任してきたとのことです。

今年最下位のロッテは今後、攻撃的な野球を追求することを目的に、そのチームカラーに合った人選としてソン・ミンギュ団長の就任を決めました。今後は新団長を中心として首脳陣人事を行い、3年以内に優勝争いが出来るチームにするためにチーム改革を加速化するとしています。

以下が全5試合の結果です。

◇9月3日(火)の結果

・トゥサン 2- 5 キウム(チャムシル)

 勝:イ スンホ

 敗:フランコフ

・SK 8- 1 NC(インチョン)

 勝:サンチェス

 敗:チョン スミン

・KT 0- 5 LG(スウォン)

 勝:ケリー

 敗:クエバス

・ハンファ 5- 6 KIA(テジョン)

 勝:ヤン ヒョンジョン

 敗:キム イファン

・ロッテ 4- 5 サムスン(プサン)

 勝:キム デウ

 敗:ソン スンラク

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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