6日から「夏の甲子園」 今月下旬からは18歳以下の野球W杯が韓国で開催

U18W杯が行われる韓国・キジャン郡の球場(写真:大韓野球ソフトボール協会)

第101回全国高校野球選手権大会は出場する49校が出そろい、8月6日に阪神甲子園球場で開幕する。16日間の日程で行われる「夏の甲子園」が終わると、高校日本代表の選手たちに待っているのは18歳以下によるU18ワールドカップ(W杯)だ。

8月30日から行われる「第29回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」は2年に1度開催の野球の国際大会。近年は「BFA U-18アジア選手権大会」と隔年で行われ、アジア選手権はW杯出場の予選も兼ねている。

開催場所には野球場が4面

今回のW杯会場があるのは韓国南東部、プサン(釜山)広域市のキジャン(機張)郡。プサンの中心部から北東に20数キロ、車で約1時間のところにある、「キジャン・ヒョンデ(現代)車ドリームボールパーク」で行われる。

2016年に開場したこの施設は野球場が4面あり、W杯では3つのグラウンドを使用する。このボールパークには少年野球場とソフトボール場も併設。近隣には複数のサッカー場やテニスコートも備えた一大スポーツビレッジだ。

プロ予備軍の韓国代表

日本代表メンバーは今後発表されるが、韓国は7月18日に代表選手20人が決定。うち6人はKBOリーグの球団から新人1次指名されプロ入りが決まっている。

◇新人1次指名されたU18韓国代表選手

投手

オ・ウォンソク(野塔高/左投左打)SKワイバーンズ1次指名

イ・ジュヨプ(城南高/右投右打)トゥサンベアーズ1次指名

チェ・ジュンヨン(慶南高/右投右打)ロッテジャイアンツ1次指名

イ・ミンホ(徽文高/右投右打)LGツインズ1次指名

ソ・ヒョンジュン(裕信高/右投右打)KTウィズ1次指名

外野手

パク・チュホン(奨忠高/左投左打)キウムヒーローズ1次指名

KBOリーグでは8月26日に2次指名と呼ばれる新人ドラフトが行われる。ということで韓国代表選手の多くは、30日に開幕するW杯の時点で来季のプロ所属球団が決まっていることになる。

入団が決まり、1日のSK-KIA戦で始球式を行ったドラ1でU18代表のオ・ウォンソク(写真:SKワイバーンズ)
入団が決まり、1日のSK-KIA戦で始球式を行ったドラ1でU18代表のオ・ウォンソク(写真:SKワイバーンズ)

韓国の球児に日本の選手は有名

大会には12の国と地域が参加。韓国はグループA、日本はグループBでオープニングラウンドを戦い、勝ち上がるとスーパーラウンドで顔を合わせることになる。

露出の機会が多い日本の選手のことは韓国の球児の間でも知名度が高い。昨年のアジア選手権では吉田輝星(金足農-日本ハム)、根尾昂(大阪桐蔭-中日)ら、17年のW杯では清宮幸太郎(早稲田実業-日本ハム)、安田尚憲(履正社-千葉ロッテ)らが知られた存在だった。

またプロ入り後、「藤原(恭大、大阪桐蔭-千葉ロッテ)は試合に出ていますか?」と尋ねてくるなど、その後の動向を気にする選手も少なくない。今年は代表入りが予想される160キロ右腕、佐々木朗希(大船渡)に韓国の選手、そして現地野球ファンも注目するだろう。

◇第29回WBSC U-18ベースボールワールドカップ出場チーム

グループA

韓国、オーストラリア、オランダ、カナダ、ニカラグア、中国

グループB

日本、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、パナマ、南アフリカ、スペイン

強豪アメリカが4連覇中

韓国でのU18大会開催は大谷翔平(花巻東-現・エンゼルス)、藤浪晋太郎(大阪桐蔭-阪神)らが出場した2012年以来7年ぶり。その韓国開催以後、U18大会(当時の名称はAAA世界野球選手権)はアメリカが4連覇している。

2年前、カナダのサンダー・ベイで行われた前回大会は優勝のアメリカに次いで韓国が2位、日本は3位だった。日本、韓国は今大会でアメリカの5連覇を阻止出来るだろうか。

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