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元楽天のペゲーロ、LGと契約。故障離脱中のジョセフと入れ替え

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
LGと契約した元楽天のカルロス・ペゲーロ(写真:LGツインズ)

LGツインズは10日、新外国人選手として元楽天のカルロス・ペゲーロ選手と契約を結んだと発表した。契約内容は年俸15万ドル(約1,620万円)プラス、出来高3万ドル(約324万円)。

ペゲーロは2016年途中から3シーズン、楽天に在籍した左打者。2年目の17年には120試合に出場し、打率2割8分1厘、26本塁打、75打点を記録している。

[映像]カルロス・ペゲーロの入団コメント(LGTWINSTV)

LGは今年、年俸と契約金を合わせた総額100万ドル(約1億800万円)でトミー・ジョセフ内野手を獲得。開幕から4番一塁手として出場するも、4月中旬に腰椎椎間板ヘルニアで戦線を離脱。5月に入って復帰するも、先月下旬に再び登録抹消となり、LGは新たな助っ人打者の獲得を模索していた。

長距離砲として期待されていた右打者のジョセフは、55試合で打率2割7分4厘、ホームランは9本。得点圏打率は2割6分3厘だった。

現在LGは4位につけるも、得点数はリーグ最下位。5位以上が進出出来るポストシーズンを目指す上で、得点力のアップが求められていた。

KBOリーグは外国人枠が3人に定められ、LGは今回のペゲーロの獲得により、ジョセフをウエーバー公示申請した。

LGのチャ・ミョンソク団長(GM)はペゲーロの獲得理由について、球団を通して以下のようにコメントしている。

「ペゲーロはパワーがあってファーストも守れる外野手だ。日本の野球を経験している点も含めて、チームに大きくプラスになると期待している」

楽天とLGに所属したことがある選手では、15年途中から3シーズンLGでプレーし、今年楽天入りした内野手、ルイス・ヒメネスなどがいる。

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<カルロス・ペゲーロ (CARLOS PEGUERO) 左投げ左打ち。身長196cm、体重117kg。メジャーリーグではマリナーズ、ロイヤルズ、レンジャーズ、レッドソックスでプレー。1987年2月22日生まれ、ドミニカ共和国出身の32歳>

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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