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ロハス決勝打&2試合連続弾でKT4連勝 イ・デウン2セーブ目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
メル・ロハス(写真:kt wiz/初報から差し替え)

29日の韓国KBOリーグは中、南部の3試合が雨で中止となり、首都圏の2試合のみ行われました。

スウォンKTウィズパークのKTウィズ対KIAタイガースはKIAが5回を終わって3-0と3点をリード。KIAの先発ヤン・ヒョンジョン投手はKT打線を5回まで0点に抑えていましたが、左足の内転筋に軽い痛みを感じ、大事を取って6回からはリリーフ陣にバトンタッチしました。

3点を追うKTは6回裏、二者が倒れるも、5番スイッチヒッターのメル・ロハス選手は、左投手に対し右打席でレフトへ2試合連続となる15号ソロホームラン。1-3としました。

ロハス選手の一打で火が付いたKT打線は後続が4連打。2点を追加しこの回3-3の同点に追いつきます。

さらに7回には2死三塁でロハス選手が今度は左打席でレフトへタイムリーを放って、4-3とし勝ち越しに成功。

8回に1点を追加し5-3としたKTは9回、3番手のマウンドに上がったイ・デウン投手が3人で締めてゲームセット。4連勝を飾ったKTは、試合がなかったサムスンに代わって6位に浮上しました。敗れたKIAは3連敗です。

◆「スーパーソニック、一軍昇格」

歴代3位の505盗塁を記録する「スーパーソニック」ことイ・デヒョン外野手が、26日に今季初めて一軍に昇格しました。

昨季の出場はシーズン終盤のわずか1試合と、しばらく一軍から遠ざかっているイ・デヒョン選手。この日は6回に代打で登場しましたが、ショートゴロに倒れてベンチに下がっています。ここまで3試合に出場し、3打数ノーヒットです。

スピード感のあるプレーとスマートなルックスから日本にもファンが多いイ・デヒョン選手。来月で36歳、チャンスは限られていますが、見せ場は訪れるでしょうか。

以下が全5試合の結果です。

◇6月29日(土)の結果

・トゥサン 0- 4 ロッテ(チャムシル)

 勝:チャン シファン

 敗:フランコフ

・KT 5- 3 KIA(スウォン)

 勝:アルカンタラ

 敗:コ ヨンチャン

・ハンファ 中 止 キウム(テジョン)

 勝:

 敗:

・サムスン 中 止 SK(テグ)

 勝:

 敗:

・NC 中 止 LG(チャンウォン)

 勝:

 敗:

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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