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サムスンの眠れる大砲が2試合連続弾 古巣相手に目覚めの3打点<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
試合後、ファンと一緒に記念撮影するキム・ドンヨプ(写真:サムスンライオンズ)

28日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

テグサムスンライオンズパークで行われたサムスンライオンズ対SKワイバーンズは9-3でサムスンが勝利。

サムスンは7番指名打者で出場のキム・ドンヨプ選手が、3回にレフトへ2試合連続となる2号ソロ。7回には右中間に2点タイムリー三塁打を放って、この日3打点を挙げました。

今季SKから移籍したキム・ドンヨプ選手は右の長距離砲。昨季はホームラン27本を記録し、2年連続20本超えをしましたが、今季は開幕から5月上旬まで打率は1割台、ホームランもゼロでした。

2軍落ちとなり今月25日に約1か月半ぶりに1軍のゲームに出場。すると本来の力を発揮し、27日のトゥサン戦でようやく今季1号を放ちました。

◆「三角トレードでの入団」

キム・ドンヨプ選手はSKからサムスンに移籍してきましたが、トレードの相手はSKの選手ではありませんでした。サムスンからはイ・ジヨン捕手がキウムヒーローズに、キウムからSKにコ・ジョンウク外野手が移籍するという、「三角トレード」でした。

イ・ジヨン捕手、コ・ジョンウク外野手は新天地でも活躍を見せています。キム・ドンヨプ選手もそれを追いかける兆しが見えてきました。

以下が全5試合の結果です。

◇6月28日(金)の結果

・トゥサン 3- 2 ロッテ(チャムシル)

 勝:ユ ヒグァン

 敗:ダイクゾーン

・KT 9- 1 KIA(スウォン)

 勝:クエバス

 敗:ホン ゴンヒ

・ハンファ 5- 6 キウム(テジョン)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:アン ヨンミョン

・サムスン 9- 3 SK(テグ)

 勝:ユン ソンファン

 敗:ムン スンウォン

・NC 2- 6 LG(チャンウォン)

 勝:キム デヒョン

 敗:ペ ジェファン

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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