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野球部未経験で初のドラフト指名選手が1軍初登板 昨年はBC栃木でプレー<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
1軍初登板のハン・ソンテ(写真:LGツインズ)

25日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

チャムシル球場で行われたLGツインズ対SKワイバーンズは8-3でSKが勝利。首位SKは4連勝、3位LGは3連敗でキウムと入れ替わって4位に後退しました。

この試合にLGの3番手で登板したハン・ソンテ投手は、昨年9月にドラフト2次指名10ラウンドで入団したプロ1年目。アマチュア時代に野球部に所属した経験なく、ドラフト指名された初の選手となりました。

右のサイドスローのハン・ソンテ投手は今季、育成選手としてファームで19試合0勝1敗1セーブ、防御率0.36と好成績を残し25日に正式登録に。背番号は111から40に変更になって即1軍登録されました。

25日の試合で8回にマウンドに上がったハン・ソンテ投手は先頭打者にヒットを与えるも、次打者を併殺打に打ち取り、打者4人に対して被安打1、1死球、無失点でプロ初登板を終えました。

野球部入部の機会を得られないまま学生生活を終えたハン・ソンテ投手は、除隊後に韓国の独立リーグでプレー。昨年はルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスに所属し、25試合1勝0敗0S、防御率6.08でした。

◆「BCリーグの韓国人選手」

プロ経験者では福島レッドホープスのキム・ウォンソク外野手(元ハンファ)ほか、アマチュアからは埼玉武蔵ヒートベアーズのキム・ギュソン外野手(公州高卒)などがいます。

(関連記事:BC福島で高打率の元韓国プロ打者の3か月 「西岡(剛)選手は僕のロマン」

以下が全5試合の結果です。

◇6月25日(火)の結果

・LG 3- 8 SK(チャムシル)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:ウィルソン

・キウム 7- 3 KIA(コチョク)

 勝:ブリガム

 敗:ウィーランド

・サムスン 11- 2 トゥサン(ポハン)

 勝:ペク チョンヒョン

 敗:イ ヨンハ

・ロッテ 8- 8 KT(プサン)

 勝:

 敗:

・NC 3- 14 ハンファ(チャンウォン)

 勝:サーポルト

 敗:ルチンスキー

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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