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LG振り逃げサヨナラで3連勝 輝星と同じ誕生日の主砲が3打点の活躍<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
3打点の活躍を見せたキム・ヒョンス(写真:LGツインズ)

12日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

チャムシル球場で行われたLGツインズ対ロッテジャイアンツはLGが初回に3番キム・ヒョンス選手の犠牲フライで1点を先制。3回にもキム・ヒョンス選手がライトへ5号2ランを放ち3-0としました。

LGの先発チャ・ウチャン投手は7回1失点と好投。後をリリーフ陣に託すも、LGは8回に守備の乱れなどで2点を失い、3-3の同点で試合は延長戦へと突入しました。

LGは10回裏、この回の先頭打者、3番キム・ヒョンス選手がセカンドへの内野安打で出塁。

その後2死一、三塁となって打席には7番のオ・ジファン選手。オ・ジファン選手はチャンスで空振りの三振に倒れるも、捕手が弾いて振り逃げとなり、三塁からキム・ヒョンス選手が決勝のホームを踏んでゲームセット。4-3でLGがサヨナラ勝ちしました。

3位LGは3連勝、敗れた最下位のロッテは6連敗です。

◆「日本では輝星投手が初勝利ということで…」

吉田輝星投手(日本ハム)をはじめ、昨夏の甲子園を沸かせたメンバーのことは韓国の選手の間でも有名。U18代表の試合が韓国でも注目を集めたからです。

12日の試合に先発したLGのチャ・ウチャン投手も、今春のキャンプでは輝星投手や根尾昂選手(中日)に興味津々でした。

きょう日本では輝星投手がプロ初登板初勝利を達成した記念すべき日。ということで取り上げると、この日活躍したLGの主砲キム・ヒョンス選手は輝星投手と同じ1月12日生まれ。1988年生まれなので輝星投手より13歳年上です。

4年前のプレミア12では大谷翔平投手(現エンゼルス)が160キロ台の速球を投じた元メジャーリーガーのキム・ヒョンス選手と、吉田輝星投手が大舞台で対戦する日もそう遠くないのでは?なんてことを想像した夜でした。

以下が全5試合の結果です。

◇6月12日(水)の結果

・LG 4- 3 ロッテ(チャムシル)

 勝:コ ウソク

 敗:コ ヒョジュン

・KT 3- 6 SK(スウォン)

 勝:チョン ヨンイル

 敗:クム ミンチョル

・ハンファ 6- 9 トゥサン(テジョン)

 勝:キム スンフェ

 敗:キム ミンウ

・KIA 7- 3 サムスン(クァンジュ)

 勝:ヤン ヒョンジョン

 敗:ペク チョンヒョン

・NC 4- 5 キウム(チャンウォン)

 勝:オ ジュウォン

 敗:ユ ウォンサン

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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