ウッズの活躍は昔話…。トゥサンが寄せる外国人打者への期待<韓国KBOリーグ>

トゥサン入り決まったホセ・ミゲル・フェルナンデス内野手(30=前エンゼルス)(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

韓国で結果を残し、日本でも活躍した外国人バッターとして10年以上経った今でも名前が挙がるのがタイロン・ウッズ元選手(元横浜、中日)です。日韓合わせて414本(日本240本、韓国174本)のホームランを放ち、両国でタイトルも獲得しました。

そのウッズさんが韓国でプレーしたトゥサンベアーズでは通算94勝を記録したダスティン・ニッパート投手を筆頭にこれまで外国人投手も活躍してきました。しかし外国人打者に関してはウッズ選手以降、思うような成績を残す選手は出てきていません。

今季も新加入のジミー・パラデス外野手(元千葉ロッテ)が21試合、打率1割3分8厘、1本塁打、4打点で6月に自由契約に。代わって加入したスコット・バンスライク外野手も12試合、1割2分8厘、1本塁打、4打点で9月にチームを去りました。

トゥサンではニック・エバンス内野手(元楽天)が2016、17年と2シーズンプレーし2年連続20本塁打以上をマークしましたが、その他はなかなか助っ人打者に恵まれていません。

ただ、近年のトゥサンは助っ人打者の不振を感じさせないほど、国内の打者が好成績を残しています。今季もチーム打率がリーグ唯一の3割超えとなる3割9厘。得点もリーグトップの944点を叩き出し、公式戦を独走しました。

投手ではジョシュ・リンドブロム(31)、セス・フランコフ(30)の両外国人投手がタイトルを分け合うなど今季も活躍を見せました。投手が成功しているところを見ると球団のスカウティングに問題はないのでしょう。では他に原因があるのでしょうか。

チームの雰囲気ですが、8月11日のロッテ戦でバンスライク選手が不振を脱出し初アーチを放った際、後藤孝志打撃コーチ(来季から巨人コーチ)が「選手みんなが大喜びしていた」と振り返るなど、外様を受け入れないということもなさそうです。トゥサンはなぜ外国人打者が結果を残せないのか。それは謎のままです。

トゥサンは26日、新外国人選手としてホセ・ミゲル・フェルナンデス内野手(30=前エンゼルス)の獲得を発表しました。契約内容は総額70万ドル(約7,700万円。年俸30万ドル、契約金5万ドル、インセンティブ35万ドル)です。2013年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でキューバ代表の2塁手として活躍したフェルナンデス選手は今年6月にメジャーデビューを果たしました。

トゥサン球団の話によると、「今季3Aで打率2位となる3割3分3厘を記録し、変化球への対応力が高い。三振が少なく高いミート力がある。また左打者だが左投手に強い」とフェルナンデス選手を評価しています。

ウッズ選手のような長距離砲ではありませんがフェルナンデス選手はトゥサンの助っ人打者難に歯止めをかけることができるのか。それはトゥサンファンのみならず来季の韓国球界の関心事の一つとなりそうです。