コロナ禍が続いた2021年。

ワクチン接種、デジタル庁、カーボンニュートラル、こども家庭庁などさまざまな政策が進められたが、今年活躍した国会議員はだれか?

筆者が代表理事を務める日本若者協議会では会員(30代以下、主に高校生と大学生)に対しアンケートを実施。

若者政策に限らず、政策実現に貢献した、社会のアジェンダセッティング(問題提起)に大きく貢献したと思える国会議員の名前を最大3名挙げてもらった。

それぞれ理由と一緒に紹介したい。

最も名前が上がったのは「玉木雄一郎」

アンケートの結果、最も名前が上がったのは、国民民主党の代表である玉木雄一郎衆議院議員であった。

玉木雄一郎 衆議院議員(国民民主党)

・政策提案型そして政策先導型の野党、国民民主党の代表。衆議院選挙では給料が上がる経済政策や教育の無償化、トリガー条項の凍結解除などを訴え、まさにこれからの日本に必要な経済政策等を訴えてきた。

そして実際に12月の臨時国会ではトリガー条項凍結解除法案や消費税減税法案を提出し、まさに批判で与党の足を引っ張るのではなく、提案して与党のケツを叩いて政策を実現していく、本来のあるべき野党の姿を実践されている。これからの活躍にも期待したい。

・積極財政、若者政策などを掲げ、政策で支持された政治家

・保守系野党党首として憲法改正論議を推し進めたり、高騰するガソリンを値下げするトリガー法案をどの党よりも先に提案したから

伊藤孝恵 参議院議員(国民民主党)

・コロナ禍で問題になった孤独政策に大きく寄与。世界で二例目の孤独担当大臣を提案した。また、女性の生理問題など今まで表に出なかった政策を次々と提案し、日本に大きく貢献した。

・生理政策、虐待防止

・伊藤さんは子どもを産め産めという国の少子化対策に疑問を呈していて、まずは、子どもを産み育てることができる環境を整えることこそが1番の少子化対策であると訴えている。具体的には子どもを産み育てられるだけの給与水準の引き上げであったり教育にお金がかからないようにすることで子どもを育てるのにできる限りお金がかからないようにすることが必要であると訴えている。

この考えが世の中に広まって欲しい。

・ヤングケアラーの実態調査の実現

菅義偉 衆議院議員(自民党)

・今年は9月まで第99代内閣総理大臣として新型コロナワクチン調達に真っ当していただいた。接種率は結果的にアメリカを抜き、世界1位まで伸ばした。

・総理として今年一年任期を全うした。

・後期高齢者の医療費窓口負担増など、若者のために必要な改革を実現した

河野太郎 衆議院議員(自民党)

・菅内閣では、コロナワクチン担当大臣として国民のワクチン接種を推し進めたから。

・国家公務員への残業代支払いなど国家公務員改革を進めた

平将明 衆議院議員(自民党)

・コロナ下におけるデジタル政策の推進

・10兆円ファンド設立推進

佐々木さやか 参議院議員(公明党)

・アダルトビデオ出演強要問題を、国政の場で取り上げ法整備の検討に繋げた。

・生理の貧困を国会で取り上げて議論をリード

木原誠二 衆議院議員(自民党)

・10兆円ファンド設立推進

竹谷とし子 参議院議員(公明党)

・生理の貧困解消に向けて大きく貢献した。

小林史明 衆議院議員(自民党)

・デジタル化全般

三浦信祐 参議院議員(公明党)

・経済安全保障政策の推進

山田太郎 参議院議員(自民党)

・こども(家庭)庁設置に向けた議論を主導

野田聖子 衆議院議員(自民党)

・自民党総裁選に出馬して、こどもまんなか庁など子ども目線、女性目線の議論を喚起した

矢田わか子 参議院議員(国民民主党)

・昨年3月にTwitterでコロナ禍で働く妊婦さんから通じて届いた声を国会で取り上げ、厚労省が動き、妊婦総合政策を次々に実現させてきた。

浮島智子 衆議院議員(公明党)

・わいせつ教員対策、少人数学級の推進

小川淳也 衆議院議員(立憲民主党)

・国民との対話

吉良佳子 参議院議員(日本共産党)

・校則問題を国会で積極的に取り上げた。

牧島かれん 衆議院議員(自民党)

・自民党青年局長として与党として若者政策を牽引。今はデジタル大臣として日本のデジタル社会に大きく貢献している。

小池晃 参議院議員(日本共産党)

・痴漢問題を代表質問で取り上げたり、ジェンダー問題に積極的

小泉進次郎 衆議院議員(自民党)

・気候変動対策について、NDC引き上げに尽力、若者と積極的に意見交換

萩生田光一 衆議院議員(自民党)

・少人数学級の実現

国重徹 衆議院議員(公明党)

・ネット上の誹謗中傷対策である改正プロバイダー責任制限法の実現に貢献

矢倉克夫 参議院議員(公明党)

・青年委員長として若者政策の推進

・SNSの誹謗中傷対策

岸田文雄 衆議院議員(自民党)

・コロナ対策

高市早苗 衆議院議員(自民党)

・自民党総裁選に初出馬し、今まで国民からもあまり知名度がなかったところからテレビに活発的に出演するまでになった。また、総裁選後は政調会長として衆議院選挙をリードした。

音喜多駿 参議院議員(日本維新の会)

・党内議論(政調会)のオープン化

足立康史 衆議院議員(日本維新の会)

・党内議論(政調会)のオープン化

藤岡たかお 衆議院議員(立憲民主党)

・四度目の正直にて初当選した、当選してからも地元の小さな事にまで目が届いてる方

小野泰輔 衆議院議員(日本維新の会)

・文書通信交通滞在費の問題提起

甘利明 衆議院議員(自民党)

・10兆円ファンド設立推進

・経済安全保障、半導体への投資促進

山本太郎 衆議院議員(れいわ新選組)

・れいわ新選組の代表として衆議院選挙の時では経済に関する政策に重点を置かれている気がした。消費税を0にするという政策ではかなり説得力のある説明がされていると感じた。

番外編

山尾(菅野)志桜里 前衆議院議員(国民民主党)

・日本版マグニツキー法の議論を超党派で進めるなど、人権関連で尽力した。

馳浩 前衆議院議員(自民党)

・わいせつ教員対策の実現

社会課題の解決に貢献した議員の可視化を

これまでの選挙では、各議員の具体的な実績を問われることも少なく、透明性も低かったが、本来は社会の問題解決に貢献した議員が高く評価されるべきである。

今回は会員へのアンケートを行ったが、そもそも表に出ている情報も少なく、日本若者協議会では、来年に向けて各議員の実績を可視化するプロジェクトを準備中だ。

関連記事:減り続ける選挙報道、2022年の参院選ではどう変わるべきか?(室橋祐貴)