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「時間差一夫多妻制」を知らない人必見! 山寺宏一さんの31歳差婚に、みんながモヤッとする理由とは

村上れ以子成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者
(写真:アフロ)

声優の山寺宏一さん(59)がタレントの岡田ロビン翔子さん(28)と結婚されました。

おふたりの年齢差は、31歳です。

山寺は2度離婚しており、今回が3度目の結婚となる。

山寺は「自分の年齢等を考えても、結婚を決意してくれた彼女には感謝の気持ちしかありません。人間はいくつになっても成長出来ると信じています。長く元気でいられるよう、これまで以上に健康に留意し、仕事もプライベートも充実させていきたいと思っております。ツッコミどころ満載の二人かもしれませんが、このような時代に一緒に生きていく事を決めた我々を、どうか温かい目で見守っていただけたら幸いです」と報告した。

山寺宏一、元ポッシボー・岡田ロビン翔子と結婚!31歳差婚に「彼女には感謝しかありません」(スポーツ報知)

さて、31歳差婚であることや、山寺さんが再々婚で3度めの結婚となることで、ネット上のコメントでは厳しい意見も多いようです。いくつかピックアップさせていただきます。

山ちゃん、前妻、前々妻ともに40前後で離婚してるいるの気になるよね。

「女房と畳は新しい方が良い」を地でいくような生き方だな。

声優としては素晴らしい方なんだけど、これは素直におめでとうとは言えないな。

何回結婚してんのよ節操ないな。

おめでとう。山ちゃん、若い子好きだね~。

手厳しいのは「時間差一夫多妻制」への拒絶感から?

今回の山寺さんのように同じ男性が複数の女性を「妻」にすることを「時間差一夫多妻制」と呼ぶそうです。

「時間差一夫多妻制」は、同時に何人もと結婚しているわけはないので、何の問題もありません。

ただ、離婚の際の財産分与や、子どもがいた場合には養育費の問題も考えられるため、「時間差一夫多妻制」をするには、収入や資産があるほうがスムーズです。

さらに、実は男性は「年収が高いほうが結婚しやすい」という現状があります。

下のグラフは日本結婚相談所連盟(IBJ)で成婚した人のデータから、年収と成婚のしやすさをグラフにしたものです。

「結婚相談所ネットワーク IBJ日本結婚相談所連盟」

IBJ2020年度版成婚白書

IBJ2020年度版成婚白書より
IBJ2020年度版成婚白書より

年収600~2,000万円と、平均所得よりも年収が高いほうが成婚しやすいことがわかります。

ちなみに1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は461万円、男女別にみると男性567万円、女性280万円です(国税庁調べ、HPより)。

だから、この山寺さんの結婚に抱くモヤッとする気持ちは、一般論として収入が高ければ結婚しやすく「時間差一夫多妻制」が容易となるという世の中の風潮に対してだと思うのです。そこに、モヤッとするだけでなく、一種の拒絶感を感じるのではないでしょうか。

山寺さんは実力がある素晴らしい声優さんで、決して山寺さんが悪いわけではありません。幸せなご家庭を築いていただきたいです。

成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者

キャリア5年で成婚数、成婚率とも東日本1位仲人士に。17年間のスポーツ担当記者時代に取材した国内外トップスポーツ選手・コーチの必勝ノウハウを婚活にいかし、難しいといわれる30代・40代・50代の中高年と親の婚活で、通常の8倍の割合で会員を成婚に導く。慶應義塾大法学部政治学科卒業。既婚、二児の母で、趣味は子どものスポーツ応援。

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