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結婚相談所で男性に敬遠される女性の趣味

村上れ以子成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者
結婚相談所で男性に敬遠される女性の趣味

結婚相談所の会員になると、釣書(プロフィール)が加盟団体のデータベースに登録されます。

男性会員は、データベースで女性会員の釣書を見て、「この人と会いたいな、お見合いしたいな」と思い、お申込みをするケースが多いです。

だから、プロフィールを登録する仲人は、何も考えずに書いていてはダメなんです。

趣味の書き方、内容で、お見合いが組みやすくなるか、組みにくいかが決まります。

今日は「会う前から男性に敬遠される女性の趣味」を3つに分けて、ご紹介しましょう。

◆書いてはいけない! 会う前から男性に敬遠される女性の趣味◆

【1】スポーツ

ゴルフサーフィンダイビングスノーボードなど

※総じて「お金がかかる」と思われがちです。

ゴルフはスコアを競うスポーツですので、プロフィールに堂々と書くのは「自信があるのだろう、自分より上手かも」と思われる可能性も。

「スポーツ」「スポーツ全般」と書いておきましょう。「ゴルフが好きなんです」「サーフィンが・・・」は、会ってから話しましょう。

【2】音楽

オペラチェロバイオリン三味線和太鼓など

※「お金がかかる」と思われがちですし、同じ趣味で親近感を感じる相手は本当に少ないです。ピアノは、習っている人の数が多いので例外です。

「音楽鑑賞」「音楽」と書きましょう。

【3】ペット

犬と遊ぶ猫と遊ぶなど

※犬や猫が嫌いな男性もいますし、そうでない場合も「自分への愛情が分散される」と思われたら得ではありません。

男性は逆にOKです。「ペット好き=子どももかわいがってくれるのでは」と女性に思ってもらえることも多いようです。

◆ぜひ書きましょう! 会いたいと思われる女の趣味◆

【1】料理

男性から断トツ人気です。たまにカレーを作る程度でも、趣味は料理と書きたいところです。

私が運営する結婚相談所でも、趣味に「タニタ食堂のレシピで料理」と書いた会員さんは、お申込みが多いです。

いつの時代も、男性の“家庭料理好き”は変わらないのですね。

【2】語学

言語を特定する必要はありません。会ったときに話せばいいんです。

「TOEIC ●点」「英検●級」など書くと、逆にNGです。

【3】少し珍しい趣味、健康を意識できる趣味

趣味に「カリグラフィー」と書いた女性会員さんに、男性から「高尚な趣味ですね」とコメント付でお申込みがきたことがあります。

「フレッシュジュース作り」と書いた会員さんもいらっしゃいますが、健康を意識できる趣味も好感触です。

◆釣書(プロフィール)絡みの実話(女性に限りません)◆

・50代男性会員さん、趣味の「散歩、家庭菜園」を「ウオーキング、ガーデニング」と変えたらお申込みをいただいた。

※カタカナに置き換えたほうが若々しい印象になります。釣り→フィッシング、なども同じですね。

・自営業の男性、備考欄にお相手への希望をひとこと、「軽トラの運転ができる人」。

※あの、求人じゃないんですけど・・・

今ドキのお見合いは・・・

昔のお見合いと違い、「お見合いした=結婚」ではありません。お断りすることができます。

なので、まず、様々な異性と幅広く会うところから、婚活はスタートします。

お見合いで複数の異性と会い、結婚相手の候補との出会いを探していくわけです。

「いいな」と思ったら、一定の交際期間を経て、自分の意思でプロポーズしたり、プロポーズにOKしたりします。

だから、お見合いしないことには、異性と会わないことには、婚活は始まりません。

会うために必要なこと・・・その1つが、「会いたい」と思ってもらえるプロフィール作りなんです。

言葉をカタカナに変えたり、ざっくりした言い回しにするだけでお見合いが組みやすくなるんですから、すでに結婚相談所での婚活を始めている方は、ご自身のプロフィールを見直してみるといいですね。

成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者

キャリア5年で成婚数、成婚率とも東日本1位仲人士に。17年間のスポーツ担当記者時代に取材した国内外トップスポーツ選手・コーチの必勝ノウハウを婚活にいかし、難しいといわれる30代・40代・50代の中高年と親の婚活で、通常の8倍の割合で会員を成婚に導く。慶應義塾大法学部政治学科卒業。既婚、二児の母で、趣味は子どものスポーツ応援。

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