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最後のトップリーグ。ベスト15は誰に?【ラグビー雑記帳】

向風見也ラグビーライター
今季のトップリーグを沸かせたペレナラ。(写真:森田直樹/アフロスポーツ)

 国内ラグビートップリーグは5月1日、シーズン終了後の年間表彰式に向けベストフィフティーンおよびベストホイッスルのメディア投票を開始。専用のサイトで7日まで募り、今季の参加 16 チームの監督(ヘッドコーチ)、キャプテンの投票も合わせ、最後は選考委員会が表彰選手、レフリーを決める。

 投票方式は、以前まで自由記入式だったものの2018年度からオンライン上での選択式。選考対象はリーグ戦第7節終了時点でリーグ戦4試合以上に出場した選手で、出場停止処分を受けた選手は対象外。NTTコムからの移籍前は出番のなかったキヤノンのアマナキ・レレイ・マフィ、第3節のプレーで4試合の出場停止処分を受けた神戸製鋼のナエアタ ルイの名前はリストになかった。

 さらに複数のポジションで出た選手は、もっともも出場数が多かったポジションで登録。今回で言えば南アフリカ代表フランカーのクワッガ・スミスはナンバーエイトで選択可能で、サントリーのテビタ・タタフ、トヨタ自動車のキアラン・リードらとの競争となる。

 本欄ではこれまで、第1節から第6節までのベストフィフティーンを私的に選出。下記にまとめた。

第1節

第2節

第3節

第4節

第5節

第6節

 本稿では第7節のベストフィフティーンを列挙する。

<私的第7節ベストフィフティーン>

1、森川由起乙(サントリー)…モールを芯として支えてトライを促す。

2、マルコム・マークス(クボタ)…コンタクト優勢保つ。

3、山下裕史(神戸製鋼)…スクラム。

4、デーヴィッド・ブルブリング(クボタ)…推進力。コンタクト時の加速。

5、フランコ・モスタート(ホンダ)…好機で何度もパスコースへ入る。モールを推進させる。

6、シオネ・ラベマイ(東芝)…序盤、自陣22メートル線付近でピンチ救うジャッカル。好機で何度も前進。中央突破。

7、ベン・ガンター(パナソニック)…ハードタックル、ジャッカル。

8、アマナキ・レレイ・マフィ(キヤノン)…ラック上を乗り越えて前進。グラウンドの端側で突破し、オフロードパス。

9、TJペレナラ(NTTドコモ)…再三のトライセーブ。

10、呉洸太(ホンダ)…鋭い仕掛け。

11、ネタニ・ヴァカヤリア(リコー)…ラインブレイク。

12、ハドレー・パークス(パナソニック)…フィニッシュ、防御の裏側へのキックとマルチに光る。

13、ディラン・ライリー(パナソニック)…防御を切り裂きトライ量産。相手を引き付けてのパスも光る。

14、マイケル・ボンド(キヤノン)…自陣からの突破。キックチェイス。

15、トム・マーシャル(NTTドコモ)…絶妙なカバーリング。後半23分頃には鮮やかに防御の裏へ抜け出した。

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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