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サンウルブズのスーパーラグビー参加継続問題。ワラターズ指揮官が応じる。【ラグビー旬な一問一答】

向風見也ラグビーライター
この日は要所でサンウルブズの組織防御を攻略(写真:アフロ)

 国際リーグのスーパーラグビーに日本から参戦するサンウルブズは2月23日、東京・秩父宮ラグビー場で国内初戦にあたる第2節に挑み、ワラターズに30―31で惜敗した。16日の初戦(シンガポール・ナショナルスタジアム)でシャークスに10―45と敗れたのを受け、防御とスクラムを改善していた。

 対するワラターズのダリル・ギブソンヘッドコーチは試合後、マイケル・フーパーキャプテンとともに会見。ゲームの感想を語ったうえで、今後のスーパーラグビーのフォーマットに関する質問にも答えた。

 サンウルブズはスーパーラグビーへの在籍年限を2021年までとし、それ以降も継続して参加できるかが注目されている。

 以下、共同取材時の一問一答の一部(編集箇所あり)。

ギブソン

「エキサイティングなゲームでした。ポジティブな面もあったが、想定と違ったところがあった。ターンオーバーを与えすぎたのは残念」

フーパー

「勝てて嬉しい。今季初勝利でもあります。きょうは非常にフィジカルな試合で、ランニングラグビーの要素もあった。サンウルブズが試合を通じほとんどの部分でプレッシャーをかけていましたが、最終的にハードなプレーで勝利できたのは嬉しかったです」

――大勝していた過去のサンウルブズ戦と違い、接戦となりました。

フーパー

「サンウルブズに対して思うのは、ターンオーバーから畳みかける圧力が素晴らしいこと。押しやり パーカーのキッキングゲームは素晴らしく、そこでも(試合を)優位に運んでいた。もう一つの要素はフィジカル。サンウルブズのフォワードは有効なディフェンスをしていた。セットピースもよかった」

――各国メディアで、スーパーラグビーの今後のフォーマットについていろいろと報じられています。一部ではサンウルブズの参戦継続に関する是非も議論されています。参加するヘッドコーチの立場から意見を伺えますでしょうか。

ギブソン

「難しい質問ですね…。まずは、大会運営を考える側の方々がそういったテーマに関して本当に注意深く検討し、大会のフォーマットを考えなくてはいけない。これは時間をかけてやっていくべきものだと思います。最終的に目指すべきは、スーパーラグビーのゲームの魅力が少しでも上がり、観てくれる人たちが喜んでもらえるようなコンペティションをすること。そのための変更をすべきだと思っています」

 日本を拠点に多国籍集団を作るサンウルブズは、日本代表強化にも不可欠とされる。参戦継続に向けては、アジア市場の可能性を示すという。今季も「観てくれる人たちが喜んでもらえるようなコンペティション」を形成させるべく、ハードワークを重ねる。

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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