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ラグビー日本代表・徳永祥尭、サンウルブズ→東芝の過密日程に明かす決意。【ラグビー旬な一問一答】

向風見也ラグビーライター
アイルランド代表戦でも存在感を発揮。(写真:中西祐介/アフロスポーツ)

 ラグビー日本代表の徳永祥尭が、無休のシーズンへの思いを明かした。

 身長185センチ、体重102キロの25歳。関西学院大時代からランニングスキルで注目を集め、2015年に東芝入り後は密集戦への鋭いプレッシャーなどで魅すようになった。

2016年には、オリンピックリオデジャネイロ大会の男子7人制ラグビー日本代表となった。ニュージーランド代表を破るなどし、4強入りを達成した。

 同年秋からは、15人制の日本代表へリストアップされる。今春、初キャップを取得し、6月の対アイルランド代表2連戦にも出場した。

 さら今季は、日本のサンウルブズの一員として国際リーグのスーパーラグビーへ参加。国内外で年中休みなく試合をするのは今回が初めてだが、どんな姿勢で臨むのだろうか。

 8月4日、東京・府中グラウンドでおこなわれたサントリーとの練習試合(24-0で勝利)の後、心境を語った。

 以下、単独取材時の一問一答(編集箇所あり)。

――きょうは後半から出場。激しさで光りました。

「いやぁ、まだミスもありましたし。まずはチームに慣れないといけない。サントリーさんも一昨年の9位から去年は優勝。去年9位だった僕らも、きょうは前に出るディフェンスが当たった。それをもっと磨いて、もっとターンオーバーを狙えるところは、狙っていきたいです」

――きょうは、フランカーの先発に回った山本紘史選手が活躍。いかがですか。

「同じポジションの選手が活躍してくれることは嬉しい反面、自分がメンバーに入ることが難しくなるし、悔しい部分もあります。ただ、自分に求められていることを磨けるのが、Bチーム(控え)のよさでもある。出られない間に身体も作れますし。(選手層を考えると)全15試合に同じ選手が出続けることは、ほぼほぼないと思います。そこで出ろと言われた時にいいプレーができるように…と。あまりマイナスには捉えていません」

――改めて、日本代表のお話も伺います。2連敗を喫したアイルランド代表戦、いかがでしたか。

「相手にはスキルが高く、ミスをしないという印象を持ちました。ただ、フィジカルの部分では自分の通用する部分もありました。きょうみたいに、こちらが先にスピードをつけて出して倒せば、怖くない。それもわかりました」

――7月までのスーパーラグビーが終わってから、どのような流れで東芝へ合流したのですか。

「先週の頭ぐらいに戻りました。それまでは1週間のオフをもらいました」

――日本代表、スーパーラグビー、国内のトップリーグ…。1年間、戦うこととなります。

「そうですね。来年もサンウルブズに呼んでもらうことが目標なのですが、もし呼んでもらったら身体作りはできなくなる。(国内の)トップリーグに入りながらも、身体を作れる時には作らないといけないと思っています」

――じっくり身体を作る計画を遂行するには、チーム側との連携も不可欠です。

「欲しいトレーニングメニューをもらっていて、自分のしたいことをさせてもらっています。瀬川智広新監督が(他のコーチに)色々と話してくれていて」

 トップリーグの試合出場数の調整については、今季に関しては各チームや選手個人の裁量に任されそう。海外出身勢らとのフォワード第3列の争いに向け、悔いなき道を歩む。

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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