日本代表・畠山健介、サントリー復帰初戦後「2019年。まだ夢の段階ですが…」【ラグビー旬な一問一答】

帰国会見時の畠山(左)。早稲田大学時代の同級生である五郎丸(右)とともに。(写真:中西祐介/アフロアスポーツ)

4年に1度のワールドカップに出場した日本代表勢が、続々と所属先の実戦に復帰している。

30歳のプロップで現代表2位となる72キャップを誇る畠山健介は、11月5日、サントリーの一員としてNTTコムとの練習試合に先発した。キックオフ早々に大きな突破を決めるなど、後半23分までプレーし、38―5で勝利。国内最高峰であるトップリーグの開幕に向け、意気込みを語った(東京・サントリー府中グラウンド)。

サントリーは同リーグの11、12年度を連覇。タイトル奪還に燃える今季は、13日に現在2連覇中のパナソニックと初戦をおこなう(東京・秩父宮ラグビー場)。

過去24年間も未勝利だった日本代表は、今秋の同イングランド大会で、史上初の1大会複数白星となる計3勝を挙げた。目標としてきた準々決勝進出は果たせないなか、ファンを沸かせた。3勝しながら予選突破が叶わなかった例は今回が初。

自身2度目のワールドカップを経験した畠山は帰国後も大忙しだった。チーム練習の合間に多くのテレビ番組にゲスト出演。スポーツ番組で名前を紹介されるや「五郎丸じゃなくてすみません」と頭を下げるなど、軽妙な語り口で競技の魅力をアピールした。以前には「基本はネガティブ」と語ったこともあるが、国内随一のコミュニケーターとしても知られる。

以下、共同取材時の一問一答。

――平日でも、多くの観客が集まった。

「お仕事のある方には申し訳ないですけど、こうして来ていただけるのはありがたいことです。この流れをもっと続けていけたら」

――(当方質問)帰国後は。

「グラウンド外でのお仕事というか、ラグビーの普及という意味で(テレビ出演などを)させていただき。もちろんトレーニングの時間は確保して、代表選手に恥じないパフォーマンスを続けられるよう努めています」

――(当方質問)具体的に、トレーニングは。

「僕は普通にすぐ(チームへ)合流しました。ボール保持者の部分はすぐ(周りと)合うようになったんですが、セットプレーのような(呼吸を合わせるのに)時間のかかるプレーはもっと煮詰めないといけません」

――(当方質問)選手としての将来について、以前は「まず、2015年のワールドカップでの結果が全て」と話していました。その「結果」を受け、今後をどう考えますか。

「2019年のワールドカップは日本であります。そこへプレーヤーとしてコミットできるように、このシーズンをしっかりやっていきたいと思います。まだ夢の段階ではありますが」

――(当方質問)やはり、ワールドカップにはもう1度出たいと。

「少しずつですね。いきなり4年後…というのではなく、その時々の自分のシーズンをと戦う。2016年に始まる新しい体制でのジャパンに、どう関われるかも考えてやっていきたいです」

――(当方質問)サントリーでのポジション争いも厳しい。

「そうですね。ベテランの池谷(陽輔・元日本代表)さんに若手の垣永(真之介・今度のワールドカップではバックアップメンバー入り)、ジャンボ(元日本代表の仲村慎祐)に韓国代表の朴(種列)さん。一番、3番(畠山がプレーする右プロップ)の層が厚い。ここでしっかり出られるように頑張っていきたいです」

――五郎丸歩選手が南半球最高峰スーパーラグビーのレッズ入り。

「覚悟を決めて臨むわけでしょうし、友達として、仲間として応援したい」

――(当方質問)スーパーラグビーには、日本拠点のサンウルブスもある。ご自身は。

「まずはサンゴリアス(サントリー)でのシーズンをしっかりやる。その先でしょうね」

――(当方質問)テレビ出演。どうでしたか。

「楽しかったです。観る側から出る側に回って、普段会えないような方と共演できた。僕はミーハーで、テレビもいっぱい観るほうなので、芸人さんとかともお話しできて楽しめました」

――(当方質問)情報番組で話す分量が、共演した他の代表選手よりも多かったですね。

「あいつ出ているだけじゃないか、と言われないように。…ただ、プレーしている方が全然、楽です! 今度はグラウンドでのパフォーマンスを落とさないように、しっかりやっていきたいです」