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リヴァプールはレアルを撃破できるか?右サイドの「連携」とL・ディアスのアイソレーション戦術。

森田泰史スポーツライター
得点を喜ぶマネとケイタ(写真:ロイター/アフロ)

イングランド勢は、強い。

近年、その声は高まっている。今季の欧州カップ戦においても、リヴァプールとマンチェスター・シティ(チャンピオンズリーグ)、ウェスト・ハム(ヨーロッパリーグ)、レスター・シティ(カンフェレンスリーグ)とイングランドのチームが上位に進出した。

が、決勝に勝ち進んだのはリヴァプールのみだ。

■ファン・ダイクの存在

今季のリヴァプールは、守備が堅い。プレミアリーグでは、38試合で26失点。これはプレミアでトップの数字だ。

大きいのは、フィルヒル・ファン・ダイクの存在だ。昨季は、シーズン序盤でファン・ダイクが負傷して長期離脱を強いられた。今季、シーズンを通じてファン・ダイクを戦力として数えられるというのは、ユルゲン・クロップ監督にとってプラスになっている。

競り合うファン・ダイクとヌニェス
競り合うファン・ダイクとヌニェス写真:ロイター/アフロ

ファン・ダイクがいることで、リヴァプールは最終ラインを高く設定できる。ファン・ダイクのスピード、統率力があってこそ、為せる技だ。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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