2月4日・午後4時頃の熊谷市内の様子
2月4日・午後4時頃の熊谷市内の様子

天気予報の基本は、似た気圧配置で似た天気が現れるということです。

その昔、天気図も何もない時代は、ある山に雲がかかったから雨とか、波の立ち方の変化から、漁師たちは嵐を予測したりしていました。

つまり経験的に、気象現象は大まかには理解されていたのです。

こうした測器に頼らない天気予報の方法を「観天望気(かんてんぼうき)」と言いますが、観天望気の弱点は天気は複雑系であるがゆえに、ちょっとした変化で予報が外れてしまうことです。

したがって、観天望気というとロマンがあるように感じられますが、かえって逆に中途半端な知識で、予測を見誤り、命を落としたりした冒険家も多かったのではないかと考えられます。

現代においても、それは同じです。一つの資料から天気を断定的に予測すると、大きな失敗をすることになります。しかしそれを承知で、土曜日(8日)東京の雪予測について考えてみたいと思います。

実は昨日(5日)、茨城県・つくば市(舘野)上空約1500メートル付近の気温はー13.5度でした。これは観測史上3番目の低い記録で、現在、関東上空は強い寒気におおわれています。

ところで、今回の寒気は2006年2月以来ですが、このときの上空の寒気の状態とその後の気圧配置の変化が、今日(6日)現在、たいへん良く似ているのです。

で、2006年はその後どうなったかというと、寒気の底を打ってから3日後に低気圧がやってきて各地で強風が吹き、都心でも2センチの積雪になりました。

「似た気圧配置には似た天気が現れる」とすると、今回2月5日の3日後、つまり8日の土曜日に2センチの雪が積もるという事になります。

まぁ、一つの資料だけから出した結論ですからこれも一つのシナリオにすぎませんが・・・・・。

この先どんどん変化する気象資料に留意して、より新しい資料を使うというのが現代の気象予報の基本です。

気象人・天気図(2006年2月)

http://www.weathermap.co.jp/kishojin/diary.php?ym=200602