大熱波のカリフォルニア州、外出禁止令のさなかもビーチに4万人 

25日カリフォルニア州・ハンティントンビーチに集まる海水浴客(写真:ロイター/アフロ)

カリフォルニア州ニューポートビーチには、先週末4万人もの海水浴客が訪れたと、AP通信が伝えています。新型コロナウイルスの脅威が続き、外出禁止令が発令されているさなかの出来事です。その背景には、ビーチの閉鎖と、真夏のような高温がありました。

外出禁止令中のカリフォルニア州

カリフォルニア州政府の調べによると、同州の新型コロナウイルスの感染者の総数は、27日(月)時点で43,464人、死者数は1,755人に上っています。3月から外出禁止令が出されており、ロサンゼルス郡のビーチは閉鎖され、海水浴客が入れないようになっています。

しかし、近隣の同州オレンジ郡やサンディエゴ郡の一部などでは閉鎖になっていないようです。結果、多数の人々が押しかけてしまいました。

閉鎖されていない海岸でも、「砂浜に座っていけない」とか「立ち止まってはいけない」などのルールがあります。しかしこうしたルールを無視したり、近隣の住宅地に駐車したりする海水浴客が数多くいるのだそうです。

州知事は、外出禁止令を破ると再びコロナが蔓延する恐れがあると警鐘を鳴らしています。現在開いているビーチも、今後は閉鎖を検討するとのことです。

4月の記録的熱波

多数の海水浴客が現れた、もう一つの理由は、あいにくの晴天と高温でした。現在、カリフォルニア南部を含むアメリカ南西部では、今季初の大熱波が襲っています。まだ4月にもかかわらず、冷房の効いた避難所(クーリングセンター)が早々に開設されたほどです。

具体的にはどれほど暑かったのでしょう。

25日(土)にはロサンゼルスのダウンタウンで34℃まで気温が上がりました。この時期の平均を約10℃上回り、同日の最高気温の記録を更新しました。その結果、外出禁止令のさなかにもかかわらず、人々が涼を求め、開いているビーチに集ってしまったのです。

24日(金)から26日(日)にかけて、カリフォルニア州で観測された気温は下記のとおりです。すべて日最高気温記録を更新しています。

・サーマル 40.0℃

・パームスプリングス 39.4℃

・アナハイム 37.2℃

・サクラメント 33.9℃

また、同州インディオでは、夜間の気温が26℃と、4月の観測史上もっとも高い日最低気温を記録しています。

この熱波は30日(木)頃まで続く見通しです。予想される最高気温は下記の通りです。

予想最高気温。National Weather Serviceの情報を元に筆者作成
予想最高気温。National Weather Serviceの情報を元に筆者作成

おうちにいよう!

今年の大型連休中に、沖縄を訪れる可能性のある観光客が多数いるというニュースを耳にしました。どう考えても、今はそういう状況ではありません。

春の陽気に誘われて外出したくなったら、私は下のニュージーランド警察のツイッターを思い出すことにしています。

史上初!テレビの前で横たわって何もしないだけで、人類を救える。失敗しないようにしよう。