韓国で史上最高気温【41.0℃】観測 今週末には欧州では50℃超えか

水浴びをする子供たち (資料画像)(写真:ロイター/アフロ)

韓国でも国内最高記録 

先月埼玉県熊谷市で、日本の国内最高気温記録となる41.1℃が観測されましたが、1日(水)韓国には東部の江原道ホンチョンで、韓国の国内記録となる41.0℃が観測されました。去年までの国内記録は1942年にテグで観測された40.0℃で、これを1℃上回る気温となりました。

韓国気象庁の資料に筆者加筆
韓国気象庁の資料に筆者加筆

一方首都ソウルでも、ソウルの史上最高気温記録となる39.6℃を観測しました。この時期の最高気温の平均は約30℃なので、それをおよそ10℃も上回る暑さとなったのです。猛暑の影響で今夏は蚊が少ないと、韓国でも話題になっています。

Yonhap Newsによると、これまでのところ熱中症などが原因で28人が死亡、また2,200人以上が病院で治療を受けたそうです。しかし実際の数は、それをはるかに上回るであろうと推測されています。

記録的熱波、世界各地で

今年の夏は、日本をはじめ北半球の多くの国々で、高温の記録が塗り替えられています。

例えば、6月26日にはオマーンのクリヤットの夜の気温が42.6℃までしか下がらず、アジアの日最低気温の最高記録となりました。この記録が正式に認定されれば、世界記録となる可能性もあります。

また6月28日にはスコットランド史上最高気温記録となる33.2℃が観測されたほか、デンマークや北アイルランドでは史上最も暑い6月となり、フィンランドでは史上最も暑い7月となりました。

さらに7月5日にはアルジェリアのウアルグラで51.3℃を観測し、これがアフリカ大陸記録となる可能性も出ています。

この記録的な暑さはまだまだ収まりそうにありません。今週末にはポルトガルで51℃まで気温が上がる予想が出ており、これまでのヨーロッパの史上最高気温記録である1977年にギリシャ・アテネで観測された48.0℃を超える可能性があります。

今年上半期は4番目に高温

NOAAによると、今年1月から6月までの陸と海を合わせた世界の平均温度は、20世紀の平均よりも0.77℃も高く、観測史上4番目に暑かったということです。ラニーニャ現象の発生により東部太平洋の海水温が下がっていたにも関わらず、2016年、2017年、2015年に次ぐ高温となりました。

NOAAの資料に筆者加筆
NOAAの資料に筆者加筆

熱波による死者激増のおそれ

英ロンドン大学の専門家らは、このまま対策が取られなければ、熱波による死者数が2031年~2080年には1971年~2020年と比べ、フィリピンで12倍、アメリカで5倍、イギリスで4倍も増加する可能性があると警鐘を鳴らしています。