サイクロン・ジータ 近年最強の勢力でトンガを直撃

ひまわりの衛星画像 (画像: 気象庁)

南太平洋に浮かぶ島国トンガに、12日(月)サイクロン・ジータ(Gita)が直撃し、壊滅的な被害が出ています。ジータは近年トンガの本島に接近したサイクロンの中で、最強とのことです。

ジータの勢力

サイクロン・ジータは現地時間12日(月)夜、カテゴリー4(5段階のうち上から2番目に強い)の勢力で、トンガの首都ヌクアロファを直撃しました。下の衛星画像から、ジータの目が首都のあるトンガタプ島のすぐ南を通過していたことがわかります。

イギリス気象局によると、ジータは少なくとも過去60年間にトンガの本島に接近したサイクロンの中で、最強とのことです。

被害

首都では4割の家屋に被害が出たほか、国会議事堂や気象局の建物も損壊したようです。これまでのところ死者は伝えられていませんが、多数の住民が負傷をしているもようです。

今後の進路

サイクロンの雲はすでにトンガから離れていますが、今後もカテゴリー4の勢力を維持したまま西進し、フィジーやニューカレドニアに影響を及ぼすおそれがでています。また来週には低気圧になって、ニュージーランドに近づく可能性もあります。

ジータの予想進路(フィジー気象局)
ジータの予想進路(フィジー気象局)

南半球のサイクロン

近年南太平洋では記録的に強いサイクロンが発生し、近隣の国々に大規模な被害を出しています。

2016年には国家史上最強のサイクロン・ウィンストンがフィジーに上陸し、44人が死亡しました。また2015年には、太平洋史上最強クラスのサイクロン・パムがバヌアツを直撃し、人口の3分の2が被災する大惨事が起きています。

トンガ王国とは…

トンガ王国は176の島々から成る、人口約11万人の国です。

男性の平均身長は176センチと、トンガの人々は体が大柄で、ラグビーなどのスポーツも盛んです。

雪が降らないのにもかかわらず、冬季五輪にも出場している珍しい国でもあります。つい先日、平昌五輪の開会式で、上半身裸の姿で登場し話題になったタウファトファ選手(クロスカントリー)もトンガ代表です。