森岡正芳

神戸大学教授(人間発達環境学研究科) 臨床心理士
語る力は聴く力:私の専門は臨床心理学・文化心理学です。ナラティヴ、ドラマ、対話といった視点から、トラウマのケア、心身相関、家族、文化と癒し、霊性の問題に取り組んできました。医学や心理学の専門用語も、日常生活の場面で使用され、共有されることによって、当事者の病や障害という現実を作り、それを固定します。一方で言葉の使い方、会話の仕方を変えれば、固定した現実が変化するといえます。ナラティヴアプローチはこれを心理社会的支援の場に応用するものです。人々は苦しみに対処する知恵を生活の中から創り出してきました。語り聞くことを通じて、その知恵を掘り起こし、生きる力の回復につながる道筋を探求しています。
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