
森本紀行
HCアセットマネジメント株式会社・代表取締役社長
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HCアセットマネジメント株式会社・代表取締役社長。三井生命(現大樹生命)のファンドマネジャーを経て、1990 年1 月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。 2002 年11 月、HC アセットマネジメントを設立、全世界の投資機会を発掘し、専門家に運用委託するという、新しいタイプの資産運用事業を始める。東京大学文学部哲学科卒。
記事一覧
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- お金の貯め方改革と生き方改革
- 今、働き方改革が推進されていますが、働く人の立場からする改革であることが注目されます。金融においては、老後のための資産形成がとりあげられていますが、政策に一貫するものは国民の自律的な生き方改革なのです
- 2017/5/11(木) 11:22
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- 住宅ローンを不要にする住み方改革のすすめ
- アベノミクスの成長戦略は、働き方改革にまで及びましたが、次は住み方改革になるのではないでしょうか。住宅市場の構造は抜本的に変わり、住宅ローンも従来の意味を失うはずですが、そのとき金融機関はどうすべきか
- 2017/4/27(木) 11:20
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- ついに金融庁が動くか、年金基金の実態暴露と抜本改革
- 金融庁の森信親長官は、4月7日の講演において、金融界に鉄槌を振り下ろしました。同時に、年金基金の資産運用についても、抜本的改革の必要性を主張しました。金融庁所管外の年金基金に言及した真意は何処にありや
- 2017/4/20(木) 11:22
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- まともな投信1%、森信親金融庁長官が斬る業界の悪弊
- 長官は4月7日に行った講演で、積立NISAの対象となり得る投資信託が1%にも満たないことを述べて、関係者に対して改善を求めました。業界の欠陥を指摘し改革の必要性を訴えたのですが、業界人の心に響いたのか
- 2017/4/13(木) 11:21
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- 顧客本位な営業や広告宣伝はあり得るのか
- 商品を売る工夫や努力は業者本位です。対して、顧客本位において商品は、顧客が商品に見出す価値に適うことをもって、自然に売れるものとなるはずですから、売る工夫の営業や広告宣伝は原理的にあり得ないわけです。
- 2017/4/6(木) 11:21
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- 地域経済を連結すると信用金庫になる
- 真の地域金融機関とは、地域そのものであり、真の協同組織金融機関とは、その自己資本を顧客と共有することで、相互扶助原理により顧客全体のリスクテイクを可能にする仕組みなのではないでしょうか。
- 2017/3/30(木) 11:22
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- その投資信託を売る君よ、自分でも買いたいと思うか
- 自分が関与する投資信託に自分でも投資したくて現に投資しているのか、あるいは、目的の違いや資金不足等で投資してはいないけれども、顧客の立場に身をおいたときには、心よりの願いとして投資したいと思えるのか。
- 2017/3/23(木) 11:20
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- 東芝は消滅、東芝の事業は不滅
- 東芝という企業など消滅しようが、どうなったところで、事業が継続し、顧客と取引先に迷惑がかからず、雇用も継続する限り、金融的に多少は面倒なことがあるにしても、社会全体にとっては大きな問題ではありません。
- 2017/3/16(木) 11:20
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- これが金融庁のいう顧客本位だ
- 金融庁のいう顧客本位の運営とは、金融機関本位を顧客本位に改めることだけでなく、顧客満足を顧客本位に改めることも含みます。この理念について、どれだけの金融機関が真の意味を理解し、真剣にとり組んでいるのか
- 2017/3/9(木) 11:23
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- 長期投資は短期投資の無期限連続
- 単名のころがしといって、書替継続を繰り返すことで実質的な長期貸付にすることの当否が論議されたりもします。期日の到来するたびに期日を延ばすことは、期限を設けないということであって、長期ではありません。
- 2017/3/2(木) 11:20
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- 銀行は消滅、信金・信組は不滅
- 銀行と協同組織金融機関とは、同じ業務を行っているようにみえて、理念においては本質的に異なるものです。なぜなら協同組織は、相互扶助原理に基づき、共通価値の創造を目的にして金融機能を提供しているからです。
- 2017/2/23(木) 11:20
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- ポピュリズムを克服した東京電力の成長戦略
- 経済産業省は、昨年の12月20日に「東電改革提言」を公表しました。それにしても、ここに達するのに、福島の事故から6年近い時間を要したことは惜しまれます。これも流行りのポピュリズムの弊害なのでしょうか。
- 2017/2/16(木) 11:24
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- 銀行死す、銀行員よ、死の覚悟をもて
- 銀行はついに歴史的使命を終えつつあります。この展望のもとで、今銀行員はどうすべきか、どうすることで自分の未来を確かなものにすることができるのか。死の覚悟をもって金融の本質を直視するほかないのではないか
- 2017/2/9(木) 11:20
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- 金融のない社会のほうが望ましい
- 治療法の進化よりも、病気に罹らない開発のほうが望ましいことです。同様に、金融の高度化よりも金融を必要としない社会のほうが望ましいのではないか。あるいは、金融機能の進化とは金融を消滅させるのではないのか
- 2017/2/2(木) 11:22
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- 金融はロボットにやらせるべきか
- 顧客本位ということは、顧客の利益の視点で、最適な商品やサービスを提案して供給することです。だとすると、目的合理性と最適性の推計も高度に複雑になるでしょうから、人工知能の導入が必要になるかもしれません。
- 2017/1/26(木) 11:22
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- 顧客満足に反してこその金融
- 金融庁は顧客本位ということを求めているのですが、一般人からすれば商業の常識だとなるでしょう。しかし、世の商売では顧客満足の名のもとに、顧客本位に反したことが行われがちであるとを問題視しているのです。
- 2017/1/19(木) 11:24
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- 顧客満足は顧客本位ではない
- 顧客満足は、必ずしも顧客本位とは限りません。消費においては、顧客の満足は、商品やサービスの実質的な機能よりも、機能を超えたところにある抽象的なもの、ふわふわとした夢や幻想のようなものに依存するからです
- 2017/1/12(木) 11:23
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- 今年は金融大再編の年になる
- 金融機能の再編は、金融機関の再編に帰結するほかありません。例えば、貯蓄と決済機能を統合した預金は、その存在意義が疑問に付されているわけですが、預金を解体すれば、銀行の解体も不可避とならないでしょうか。
- 2017/1/5(木) 11:25
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- 金融機関監督庁から金融機能強化庁へ
- 金融庁は、急激かつ大胆な革命的ともいえる自己改造を進めています。そのなかで顕著なことは、国民の視点に徹する姿勢です。もはや金融庁の役割は、国民の利益の視点で、金融機能を強化することになったのではないか
- 2016/12/22(木) 11:25
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- スルメ金融からイカ金融へ
- 企業は生きたイカのように、元気に泳ぐ生き物です。それに対して、財務諸表等の数値に表現される企業は、干乾びたスルメです。金融庁は、銀行等の企業融資において、イカの動態を評価する方向への転換を求めています
- 2016/12/15(木) 14:54
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- 神話の創造による成長戦略
- 農夫は息子たちに、葡萄畑に宝物を隠してある、といって死んだ、息子たちは畑を掘り返したが宝物は見つからなかった、代わりに葡萄がよく実った。農夫の嘘をなぜ、息子たちは信じたのか、そこに深い哲学があるのです
- 2016/12/8(木) 11:25
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- 投資運用業者の質の「見える化」
- 金融庁は投資運用業者のモニタリングを行うために、ベンチマークを策定するとしています。モニタリングの目的は運用の質を高めることになるはずですから、ベンチマークは質を測定するものでなければならないはずです
- 2016/12/1(木) 11:30
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- 長生きしすぎた昭和金融、ついに死す
- 金融庁は、金融仲介機能を中心とした日本型の金融構造を、資本市場機能を中心としたものに転換する方針を、一段と明確にしています。昭和も遠くなりにけり、なおも生き延びてきた昭和金融、ついに死亡宣告か。
- 2016/11/24(木) 11:30
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- 森信親長官らしい金融再編論
- 森長官は、地方銀行の統合を主導されているといわれているようですが、強力に推進される施策のもとでは再編が起きる可能性はあるでしょう。しかし、それは顧客の選別の結果として自然に実現されていくもののようです
- 2016/11/17(木) 11:30
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- 金融庁のいう「日本型金融排除」とは何か
- 金融庁は金融行政方針を公表し「日本型金融排除」という耳慣れない言葉を用いています。お金を借りることのできるはずの企業のうち、実際には銀行等から排除されているものもあるのではないかという金融庁の仮説です
- 2016/11/10(木) 11:22