九州北部梅雨入り 統計史上2番目に早い

午前6時の天気図と衛星画像(提供:ウェザーマップ)

きょう15日(土)、福岡管区気象台は九州北部が梅雨入りしたと見られると発表しました。平年より20日、昨年より27日早くなっています。11日(火)に梅雨入りした九州南部と同じく、統計開始以来2番目に早い梅雨入りです。

梅雨入りが早まったのは、太平洋高気圧が強まり、前線が北へと押し上げられたからです。九州では向こう一週間曇りや雨の天気が続く見込みで、局地的な激しい雨に注意が必要です。

梅雨空続く 蒸し暑さにも注意

九州各県の週間予報(提供:ウェザーマップ)
九州各県の週間予報(提供:ウェザーマップ)

きょう15日(土)は前線が九州付近を北上するため、各地でまとまった雨となるでしょう。福岡や佐賀、長崎、大分ではあす正午までに最大100~120ミリ、熊本では最大150ミリの雨が降る見込みです。午前11時現在は、熊本県の天草・芦北地方に大雨警報が発表されていて、土砂災害や低地の浸水、川の増水に注意・警戒が必要です。

その後、前線は16日(日)に朝鮮半島付近に停滞し、17日(月)になると再び九州を南下していきます。大気の不安定な状態が続き、前線がかかる17日(月)中心に雨量が多くなるでしょう。

また、雨に加えて注意が必要なのが蒸し暑さです。前線の北上に伴って暖かく湿った空気が流れ込み、気温・湿度ともに高くなります。気温・湿度が上がると熱中症のリスクが高まるのはもちろん、食中毒も発生しやすくなります。体調管理や食品の管理にもお気をつけください。

梅雨入り早いと梅雨明けはどうなる?

九州北部の梅雨の期間(気象庁のデータをもとに筆者作成)
九州北部の梅雨の期間(気象庁のデータをもとに筆者作成)

今年は九州南部・北部ともに、統計開始以来2番目に早い梅雨入りとなりました。梅雨入りが早いと梅雨明けも早いと思いがちですが、梅雨入りの時期が梅雨明けの時期に影響することはほとんどありません。上の図は、九州北部の梅雨入りが早かった年の梅雨の期間をまとめたものです。

平年値を見ると、梅雨入りは6月4日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろで、梅雨の期間は45日です。一方、最も梅雨入りが早かった1954年の梅雨明けは8月1日となっていて、梅雨の期間は80日と長梅雨になりました。その他の年も、比較的梅雨の期間は長くなっており、梅雨入りが早いからといって梅雨が早く終わるわけではなさそうです。

今年は梅雨の降水量が平年より多くなる予想が出ています。例年より早い大雨シーズンとなりますので、早めの備えをなさってください。