きょうは暖かい空気が流れ込み、日差しも相まって各地で初夏の陽気となっています。九州では午後3時までに、大分県大分市で24.7度、宮崎県西都市で24.2度などを観測し、夏日一歩前の汗ばむ陽気となりました。
また、福岡県糸島市や福岡市でも23.7度を観測し、糸島市では2月の観測史上最高、福岡市では3番目に高い気温となっています。暖かさのピークはきょうまでで、あす以降は気温が下がる見通しです。
前線通過後 冷たい空気が流れ込む

今夜は寒冷前線が九州付近を通過し、前線通過後は冬型の気圧配置に変わる見込みです。上空には冷たい空気が流れ込み、きょうより大幅に気温の下がる所もあるでしょう。
あすの予想最高気温(前日差*)
▼福岡15度(-9度) ▼佐賀16度(-7度)
▼長崎16度(-5度) ▼熊本18度(-4度)
▼大分16度(-9度) ▼宮崎19度(-4度)
▼鹿児島22度(-1度)
また、あすは北風に変わるため、体感としても少しヒンヤリしてきそうです。服装選びや体調管理にお気をつけください。
曇りや雨の日増える 早くも菜種梅雨?

あすまで概ね晴れますが、25日(木)以降は前線や湿った空気の影響を受けやすくなるでしょう。曇りや雨の日が増えてくる見込みで、菜種梅雨を思わせる天気となりそうです。
菜種梅雨とは菜の花が咲く頃に降る長雨で、本来3月中旬~4月頃によく見られる現象です。今年は季節が足早に進み、気温はすでに3月~4月並み、早くも春の草花の成長を促す「菜花雨・催花雨(さいかう)」となりそうです。
ただ、3月1日(月)頃は低気圧の発達の程度によって、風が強まり荒れた天気となる可能性があります。今後の気象情報にご注意ください。
*気温の前日差は、22日午後3時までの最高気温と比較