立春を前に 九州各地で梅がほころぶ

一足早い春の訪れ(写真:GYRO_PHOTOGRAPHY/イメージマート)

きょうは福岡で梅の開花発表がありました。早春に他の花に先駆けて咲く梅は「春告草」とも呼ばれ、春の訪れを知らせてくれます。九州各地で開花が進んでいて、立春を前に一足早く春がやってきたようです。

梅は福岡県のシンボル

太宰府天満宮の梅
太宰府天満宮の梅写真:grandspy_Images/イメージマート

福岡にとって梅はシンボルの花で、福岡の県章は県花である梅をかたどったものです。県花の由来は太宰府の梅で、太宰府天満宮では御神木の「飛梅」の開花発表を行っています。飛梅は左遷された菅原道真公を追って一夜にして飛んできたと伝えられており、道真公が詠んだ「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」という和歌は、この梅を思って詠われたものです。

きょう福岡で開花したのは気象台が観測している標本木の梅ですが、太宰府天満宮によると、飛梅のつぼみも順調に膨らみ始めているということです。

気象台による開花発表は?

気象台では白梅を観測
気象台では白梅を観測写真:GYRO_PHOTOGRAPHY/イメージマート

気象台の観測では、白い梅を標本木に定め5~6輪の花が咲いた最初の日を開花日として発表しています。九州では例年1月下旬~2月初めに開花し、3月頃にかけて見頃を迎えます。

今年の梅の開花日

▼福岡  2月1日  ▼佐賀 まだ

▼長崎  1月27日  ▼熊本 まだ

▼大分  まだ    ▼宮崎 1月25日

▼鹿児島 1月27日

今年は福岡以外に、すでに長崎や宮崎、鹿児島で開花が観測されています。佐賀や熊本、大分の開花はまだですが、いずれも平年の開花日は過ぎています。

立春以降は春の暖かさ

週間天気・予想最高気温 (提供:ウェザーマップ)
週間天気・予想最高気温 (提供:ウェザーマップ)

今年の節分は2月2日、立春は2月3日です。この節分・立春は冬の寒さとなりそうですが、その後は季節先取りの暖かさが続く見込みです。

梅の開花がまだという所も、この気温上昇に伴って開花の便りが届くかも知れません。立春以降の寒さは「余寒」や「春寒」と言いますが、しばらくは平年より気温が高く、梅がほころぶ暖かさです。今年は例年よりも早く春を感じられそうです。

【取材・参考】

太宰府天満宮

https://www.dazaifutenmangu.or.jp/