今週は晴天と空気の乾燥が続くため、星空観賞にはぴったりです。流星群や月と惑星など、にぎやかな夜空を楽しむことが出来そうです。観賞のポイントなどをご紹介します。

12日(木) おうし座北流星群観測のチャンス

12日はおうし座北流星群が極大に 出典:フリー素材の来夢来人
12日はおうし座北流星群が極大に 出典:フリー素材の来夢来人

 12日(木)には、おうし座北流星群が極大を迎えます。この流星群は流れ星が飛び出してくるように見える放射点が2つあり、それぞれ南群、北群と呼ばれます。このうち、11月12日(木)頃~22日(日)頃に見頃を迎えるとされるのが北群です。

 おうし座北流星群は小規模な流星群で、1時間あたりに見られる流れ星の数も2個程度と少ないです。しかし、火球と呼ばれる明るい流星が多く流れるため、偶然目にすることも多い流星群と言われています。

 12日(木)は新月が近いため月明かりの影響が少なく、天候も晴れるため比較的好条件です。夜空を長く、広く見渡していれば、明るい流れ星に出合えるかも知れません。

13日(金)・14日(土) 月が金星・水星に接近

月が金星・水星に接近 出典:国立天文台 天文情報センター
月が金星・水星に接近 出典:国立天文台 天文情報センター

 流れ星が見つけられなくても、早起きすれば見られるのが月と惑星の接近です。注目するのは日の出前の東南東の空です。

 13日(金)に月が接近するのは、明けの明星・金星です。14日(土)には、新月前の細い月と水星が接近します。水星は普段高度が低く見つけにくいですが、細い月を目印にすると探しやすくなりそうです。日の出前、段々と淡く明るくなっていく空で、月と惑星の共演を楽しんでみてください。

福岡では北斗七星「北斗の水くみ」が見頃に

岡垣町で見られる北斗七星 北斗の水くみ 提供:岡垣町観光協会 筆者加工
岡垣町で見られる北斗七星 北斗の水くみ 提供:岡垣町観光協会 筆者加工

 最後にご紹介するのは、福岡県岡垣町の波津海岸で見られる北斗七星「北斗の水くみ」です。「北斗の水くみ」というのは、沈んでいく北斗七星が水平線近くを通ることで、まるで海の水をくんでいるように見えることを言います。

 この「北斗の水くみ」を見られる場所というのは、世界的にも限られています。北緯33度から34度くらいで北に水平線が見えることが条件とされ、福岡県観光連盟によると、その条件を満たすのは世界でも九州北部の一部のみだそうです。

 福岡県では岡垣町波津海岸と、宗像市の北斗の水くみ海浜公園が観賞スポットとなっています。見頃は9月~11月にかけてで、11月中旬は午後7時ごろ、11月下旬は午後6時半ごろに見ることができます。目を暗さに慣らし、星の動きを見るためには、この時刻の30分~1時間前からの観察がオススメです。

 週末にかけて晴天と乾燥が続き、夜空も澄んで見られそうです。ぜひ暖かくして星空観賞を楽しんでみてください。

【参考】

国立天文台 ほしぞら情報-月が金星、水星に接近(2020年11月)

国立天文台 主な流星群-おうし座北流星群

岡垣町観光協会・福岡県観光連盟