旅する蝶アサギマダラ 季節進む九州に飛来

フジバカマとアサギマダラ (筆者撮影)

 爽やかな秋晴れとなった先週末、美しい羽のアサギマダラを見かけました。渡り鳥のように長い距離を移動する、まさに旅する蝶です。秋の深まりとともに南に渡っていく蝶達に季節の移ろいを感じますが、あすの雨の後は、また一歩季節が前進しそうです。

2000kmを渡る蝶 九州北部に飛来

アサギマダラの長旅イメージ (筆者作成)
アサギマダラの長旅イメージ (筆者作成)

 アサギマダラは渡りをする蝶で、春から夏にかけては北上、秋から冬にかけては南下します。この時期は暖かい南西諸島や台湾に向かって、2000km以上を移動するとされています。

 アサギマダラが好むのはキク科の植物で、今の季節は秋の七草の1つ、フジバカマの花に集まって羽を休めている姿を見ることができます。すでに福岡や大分、長崎など九州北部各県で飛来が確認されていて、次第に九州南部へと渡っていきそうです。

雨のち季節前進 今夜からまとまった雨

雨雲の予想 (提供:ウェザーマップ)
雨雲の予想 (提供:ウェザーマップ)

 さて、今夜から明日22日(木)にかけては雨となり、また一歩季節が先へと進む見込みです。雨雲が掛かるのは21日(水)の夜遅くからで、低気圧や前線が通過していく22日(木)午前中にかけて雨脚の強まるところがあるでしょう。昼前後はいったん止み間もありますが、夜にかけて断続的に雨雲が流れ込み、この時期としてはまとまった雨になる見込みです。

一雨一度 天気回復も風冷たく寒い

九州の週間天気と最高気温 (提供:ウェザーマップ)
九州の週間天気と最高気温 (提供:ウェザーマップ)

 雨の後は冷たい空気が流れ込み、気温が下がる見通しです。23日(金)は次第に晴れ間が戻りますが、最高気温は雨が降る22日(木)より低くなるでしょう。さらに、週末にかけても平年より気温の低い状態が続き、冷たい北西風が吹く見込みです。

 この時期に降る雨を「一雨一度」と言いますが、雨が降るたびに気温が下がり、秋が深まっていきそうです。気温の変化で体調を崩さないようお気をつけください。

【参考】

岡島秀治(2009)『昆虫の世界』新星出版社