福岡 日の入り17時台に 秋の夕暮れ時は交通事故増

夕暮れの美しい空とカルスト台地のススキ(福岡県)(写真:grandspy_Images/イメージマート)

 九州は週末雲が広がり、気温も高めとなりました。広い範囲で25℃を超える夏日となり、熊本県菊池市では3日(土)に30℃の真夏日となっています。

 ただ週明け5日(月)以降は、秋の冷涼な空気に入れ替わるでしょう。日の入りの時刻も早くなり、秋の深まりを感じられそうです。

秋晴れ多い 暦通りの冷え込みに

九州各県の週間天気予報 (提供:ウェザーマップ)
九州各県の週間天気予報 (提供:ウェザーマップ)

 5日(月)は未明~朝にかけて、雨の降る所があるでしょう。ただ、次第に大陸からの高気圧に覆われ、九州北部から晴れ間が戻ります。6日(火)~8日(木)は高気圧圏内で、爽やかな秋晴れが続くでしょう。

 日中は気温が上がりますが、朝晩は放射冷却現象が強まり、冷え込む見込みです。山沿いでは、週中ごろに一桁まで下がることが予想されています。

 8日(木)は二十四節気の一つ【寒露】、草木に冷たい露が結ぶころですが、暦通り、草木に降りて輝く露華が見られるかも知れません。

夕暮れ早い 秋の日はつるべ落とし

夕陽 (フリー写真素材サイト写真ACより)
夕陽 (フリー写真素材サイト写真ACより)

 もう1つ秋の深まりを感じるのが、夕暮れの早さでしょう。福岡では今日4日(日)から、日の入りの時刻が17時台に入ります。最も日が長い夏至と比べると約1時間半早いです。さらに、秋は日が沈んでから暗くなるまでの時間も短くなります。

 「秋の日はつるべ落とし」と言いますが、つるべとは井戸から水をくみ上げる桶のこと。つるべが井戸にすとんと落ちるように、あっという間に暗くなるのが秋の夕暮れです。この時期は交通事故が多く発生する傾向にあり、十分注意が必要です。

交通事故が多いのは秋の夕暮れ時

時間帯別の死亡事故発生件数 (筆者作成 参考:政府広報オンライン)
時間帯別の死亡事故発生件数 (筆者作成 参考:政府広報オンライン)

 上のグラフは、警察庁が調べた平成27年~令和元年にかけての、時間帯別の死亡事故件数をまとめたものです。事故件数が目立って多くなっているのが17時台~19時台です。まさに夕暮れ時と重なっており、交通事故が多くなる危険な時間帯だと分かります。

 さらに、日没1時間前後における死亡事故は、10月~12月にかけて多く発生する傾向にあります。日没が日ごとに早くなるこれからの時期は一層注意が必要です。

 夕暮れ時は人の目が暗さの変化に慣れず、事故が起こりやすいとされています。ドライバーの方は、早めのライトの点灯や、速度を落とした慎重な運転を心掛けてください。また、歩行者の方も明るい服装を選んだり、反射材を活用するなど、ドライバーから見えやすくする工夫をしておくのが良さそうです。

【参考】

内閣府大臣官房政府広報室 政府広報オンライン 

警察庁 交通事故統計