豪雨から1か月 被災地では猛暑の中の復旧作業に

令和2年7月豪雨 九州中心に大雨(写真:ロイター/アフロ)

連日の猛暑が復旧作業の足かせに

 記録的豪雨により熊本県で甚大な被害が出てから、今日で1か月です。熊本県では球磨川が氾濫し、多くの方が亡くなりました。土砂崩れなども発生して65人が死亡したほか、今も2人の行方が分かっていません。

 豪雨の爪痕が深く残る中、被災地では今日も片づけなどの作業が進められています。ただ最高気温35℃前後という連日の猛暑が、復旧作業の足かせとなっているようです。

あすも35℃以上の猛暑日 高温に関する早期天候情報も

被災地の週間予報 提供:ウェザーマップ
被災地の週間予報 提供:ウェザーマップ

 太平洋高気圧が勢力を強め、九州各地で35℃を超える猛暑日が続いています。4日(火)の熊本県内も菊池市や熊本市、甲佐町で35℃を超えたほか、人吉市で34.8℃、八代市で34℃を観測しています。あす5日(水)は更に気温が上がる見通しで、人吉市や八代市では36℃と体温並みの暑さになりそうです。

 また、7日(金)~8日(土)頃は曇りや雨で、猛暑は一旦和らぎそうですが、来週は再び夏空と猛暑が戻る見通しです。気象台からは「高温に関する早期天候情報」が発表されていて、九州北部では8月9日(日)頃からかなりの高温になると予想されています。平均気温は平年+1.6℃以上ということで、内陸部を中心に35℃以上の猛暑日が続くおそれがあります。

被災地での熱中症対策 こまめな休憩や体調確認を

令和2年度の熱中症予防行動(リーフレット) 出典:厚生労働省
令和2年度の熱中症予防行動(リーフレット) 出典:厚生労働省

 連日の復旧作業や環境の変化で疲れがたまってくると、熱中症のリスクも一層高くなります。こまめな水分補給を心掛けたり、直射日光を出来るだけ避けたりするなど対策が必要です。

 また、作業を行う前には体調を確認し、絶対に無理をしないようにしてください。一定時間ごとにこまめな休憩をとり、もし体調不良が疑われる場合はすぐに涼しい場所で休憩をとりましょう。作業は出来るだけ2人以上で、互いの体調を確認しながら行うのがベストです。

 新型コロナウイルスへの対策も求められますが、人との距離が十分にとれる際にはマスクを適宜外すようになさってください。3密(密集、密接、密閉)を避けつつも、熱中症になりやすい高齢者やお子さんへの目配りや声掛けをお願いします。

【参考資料】

厚生労働省 令和2年度の熱中症予防行動について

厚生労働省 「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント

気象庁   早期天候情報